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「上海協力機構」閉幕 プーチン大統領と参加国の狙い
プーチン大統領は、上海協力機構を欧米への対抗軸として位置付けているが、参加国はロシアの孤立を利用する思惑がある。
各国はロシアから安く原油を購入しようとしており、ロシアとは付き合いつつも中立な立場を保っている。
独立系メディアによれば、上海協力機構は欧米への対抗軸になることは考えづらいと報じられている。
![「上海協力機構」閉幕 プーチン大統領と参加国の狙い](/img/article/20240705/66873cc32eca1.jpg)
プーチン大統領は、上海協力機構を欧米への対抗軸として位置付けたい構えです。しかし参加国からはプーチン氏の狙いとは裏腹に、ある思惑が見え隠れします。
クレムリンに近い関係者は「参加国は、国際的に孤立しているロシアをどう利用するかを絶えず考えている」と指摘しました。
インドをはじめ、各国はロシアからできるだけ安く原油を購入しようとするなど、まさに足元を見ているともいえます。一方で、どの国もロシアと付き合いつつも、深入りせず中立な立場を保っています。そうすることで、西側からも経済的な利益を得られるという考えです。
ロシア独立系メディアは、上海協力機構について、欧米への対抗軸になるとは考えづらいと伝えています。(ANNニュース)