テスラの株価10%急騰…4-6月期の引き渡し44万台で予想上回る

AI要約

テスラの株価が急騰した理由は、市場予想を上回る4-6月期の引き渡し実績が報告されたためである。

テスラは44万3956台を引き渡し、市場予想値を上回り、時価総額は7375億ドルに増加した。

一方、米S&P500指数は初めて5500ポイントを超え、そしてFRBのパウエル議長がインフレについてコメントした。

テスラの株価10%急騰…4-6月期の引き渡し44万台で予想上回る

米電気自動車会社テスラの株価が10%以上急騰した。市場予想を上回る4-6月期の引き渡し実績が出たためだ。

2日のニューヨーク証券市場でテスラの株価は前日より10.2%上がった231.26ドルで引けた。

テスラの株価は前日に6.05%上がって209.86ドルで取引を終えたのに続き、この日は218.89ドルで取引を開始し、その後上昇幅を次第に拡大した。

テスラはこの日午前に公開した報告書で4-6月期に44万3956台を引き渡したと明らかにした。

これは前年同期の46万6140台より4.8%の減少だ。1-3月期に続き2四半期連続で前年より引き渡し台数が減少した。

1-3月期の38万6810台よりは14.8%増えた。また、市場分析会社LSEGが集計したウォールストリートの専門家予想値43万819台も上回った。

この日の終値基準で時価総額は7375億ドルに増えた。

電気自動車需要が世界的に減少し、新生企業との競争が激しくなりながらテスラは4月に米国で3モデルの価格を2000ドル引き下げ、5月と6月には一部モデルに対して低金利ローンを設定した。

テスラの株価は今年初めから一時44%まで落ちたが、5月から徐々に回復傾向を見せた。その後、最近になり大幅に上がりこの日基準で年初からの下げ幅は7.5%水準に縮小した。

中国最大の自動車メーカー、BYDはこの日公開した報告書で4-6月期に純電気自動車42万6039台を販売したと明らかにした。前年同期比21%の増加だ。

テスラは昨年10-12月期に48万4507台を販売し、52万6409台の純電気自動車を販売したBYDに四半期販売で初めて抜かれている。

しかし1-3月期に38万6810台を引き渡し、BYDの30万114台を抜いたのに続き4-6月期にもBYDを上回った。

テスラは23日の大引け後に4-6月期の財務実績を発表する予定だ。

テスラの株価はこの日急騰したが年初比では依然として7%ほど低い状態だ。

一方、この日米S&P500指数が初めて5500ポイント超えで取引を終えた。

この日ニューヨーク証券市場でS&P500指数は前日より0.62%上がった5509.01で取引を終えた。

ダウ平均は162.33ポイント上がった3万9331.85、ハイテク株中心のナスダック指数は149.46ポイント上がった1万8028.76でそれぞれ引けた。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日、ポルトガルで開かれた欧州中央銀行(ECB)主催のフォーラムにパネル討論者として参加し「われわれはインフレをわれわれの目標水準に戻すに当たり相当な進展を成し遂げた」と評価した。

パウエル議長の発言はFRBが好むインフレ指標であるコア個人消費支出(PCE)物価指数が5月に2.6%上昇し、4月の2.8%より下落して数日目に出てきたものだ。

パウエル議長は早ければ9月にもFRBが金利を下げられるかという質問には回答を拒否した。