「トーチを渡せ、ジョー」と撤退求める主張と「支え抜くべきだ」の声と…集会で民主党支持者ら

AI要約

バイデン氏が大統領選からの撤退を否定し、支持者からは期待と不安が示された。

支持者の一部はバイデン氏の力強い演説に安心し、彼を支持する姿勢を示したが、別の候補を求める声もあった。

一部の支持者はバイデン氏を支え続けるべきと主張する一方で、彼を差し替えるべきだと訴える声もあった。

 【マディソン(米ウィスコンシン州)=淵上隆悠】米ウィスコンシン州の州都マディソンで5日に開かれた民主党の集会では、バイデン米大統領が大統領選からの撤退を否定したことに対して支持者から期待と不安が示された。

 バイデン氏は6月27日の討論会は「ベストなパフォーマンスではなかった」と認めながらも演説で実績をアピールした。支持者のモリー・ザプキンさん(34)は、バイデン氏が力強い演説を見せたため「心配はいらなかった。これなら大統領として素晴らしい仕事を続けられると思う」と述べ、安心した様子を見せた。

 ルイス・ガルシアさん(60)は「この段階で候補を差し替えても混乱を招くだけだ。我々はバイデン氏を支え抜くべきだ」と訴えた。しかし、会場には「トーチを渡せ、ジョー」と書いた紙を掲げ、出馬をとりやめて別の人物に引き継ぐべきだと主張する男性の姿もみられた。