極右主導の新政権発足 首相に元情報機関トップ オランダ

AI要約

オランダで極右政党を中心とする4党連立政権が発足し、元情報機関トップが首相に就任。

新政権は国境管理や移民政策の厳格化を進める方針を持つ。

連立樹立を優先して首相就任を断念したPVV党首のウィルダース氏。

 【ブリュッセル時事】オランダで2日、反移民や反欧州連合(EU)を掲げる極右「自由党(PVV)」を中心とする4党連立政権が発足した。

 首相には元情報機関トップのディック・スホーフ氏(67)が就任した。新政権は、国境管理や移民政策の厳格化を進める方針。

 オランダでは、昨年11月の下院総選挙の結果、PVVが第1党に躍進した。同党のウィルダース党首は、反イスラムなどを巡る自身の主張が「過激過ぎる」(AFP通信)こともあり、連立樹立を優先して首相就任を断念した形となった。