ドイツとポーランド、防衛協力強化を協議へ ロシアの脅威に対応

AI要約

ドイツとポーランドはロシアの脅威に対応するための防衛協力強化に合意した。

共同行動計画ではNATOのプレゼンス強化やウクライナ支援について協議することが明記されている。

ドイツはポーランドの欧州スカイシールド・イニシアチブへの参加を検討しており、両国の閣僚による政府間協議に参加する。

ドイツとポーランド、防衛協力強化を協議へ ロシアの脅威に対応

[ワルシャワ 2日 ロイター] - ドイツ、ポーランド両国は2日、ロシアの脅威に対応するため、防衛協力の強化について協議することで合意した。共同行動計画で明らかにした。

北大西洋条約機構(NATO)のプレゼンスを東方前線で強化することや対ウクライナ支援での協調について協議する。

共同行動計画は「大西洋両側の政治的結束と、東方前線を含む欧州での北米同盟国の最適な軍事プレゼンスの実現を目指す」と表明。レオパルト2戦車の修理・メンテナンスなど、ウクライナに軍事支援を提供するため、政府レベルで協力を深める方針も示した。

ポーランドはドイツが主導する欧州の共同防空構想「欧州スカイシールド・イニシアチブ」への参加も検討する。

ドイツのショルツ首相は2日、ワルシャワを訪問。ポーランドのトゥスク首相と会談するほか、2018年以来初となる両国の閣僚による政府間協議に参加する。