ロシア融和派のハンガリー首相、ウクライナを訪問、ウクライナ侵攻後初めて
AI要約
ハンガリーのオルバン首相が、ウクライナを訪問。これまでウクライナへの支援を拒否してきたが、和平構築が重要なテーマとして話し合いが行われる。
ハンガリーはEU加盟交渉への反対や軍事支援の拒否を行い、ハンガリー系住民の権利侵害を主張している。今回の訪問でこれらの問題も話し合われる可能性がある。
ウクライナとロシアの和平構築が重要なテーマとなる中、ハンガリーがEU理事会の議長国として、ウクライナとの意思疎通を図るための会談が行われる。
ロシアに融和的な姿勢をとるハンガリーのオルバン首相は2日、ロシアのウクライナ全面侵攻後初めて、ウクライナを訪問した。ハンガリー政府の報道官が同国メディアの取材に明らかにした。この後、ゼレンスキー大統領と会談する予定という。ハンガリーは1日に欧州連合（EU）理事会の議長国に就いており、ウクライナ側とも意思疎通をする必要があると判断したとみられる。
ハンガリーはこれまでウクライナへの軍事支援を拒否し、ウクライナが申請しているEU加盟交渉にも反対している。ハンガリーメディアによると、政府報道官は今回の訪問について、ウクライナとロシアの和平構築が最も重要なテーマになるほか、二国間の問題も話し合われると説明している。
ハンガリー側は、ウクライナ支援に否定的な理由の一つとして、これまでウクライナに住むハンガリー系住民の権利が侵害されてきたと主張しており、これについても話し合われる可能性がある。
