「金融監督院の職員」装う電話にだまされて…韓国の80代高齢者、14億ウォン振り込み

AI要約

全羅北道高敞で発生した金融監督院詐称電話金融詐欺事件による被害について警察が捜査に乗り出した。

80代住民がボイスフィッシング組織に14億ウォンを送金する被害を受け、警察に通報した。

事件は口座振替で非対面詐取が行われたものであり、捜査が進行中である。

「金融監督院の職員」装う電話にだまされて…韓国の80代高齢者、14億ウォン振り込み

【07月01日 KOREA WAVE】韓国全羅北道高敞で、金融監督院を詐称した電話金融詐欺(ボイスフィッシング)組織に14億ウォン(1ウォン=約0.11円)相当を口座振替する被害に遭ったという通報があり、警察が捜査に乗り出した。

高敞警察署によると、80代住民から22日、「電話を通した詐欺の被害を受けた」という通報があった。

この住民は7日、「海外通販決済完了」という携帯メールを受け取った後、19日まで計21回にわたりボイスフィッシング組織に14億ウォンを送金した。

携帯メールを受け取って驚いた住民は、書かれている番号に電話をかけ、金融監督院の職員を装って電話をかけてきた人物の案内通り口座振替したことが確認された。

この人物は「通帳が他人名義の通帳として使われているので、預金を全て他の口座に移さなければならない」とだましたことがわかった。

しかし、その後、この人物と連絡がつかないため、住民は電話金融詐欺であることを疑い、警察に通報した。

警察関係者は「口座振替で非対面詐取した事件」と断定し、捜査している。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News