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ロシアのハイブリッド脅威に抵抗へ、EUが新たな制裁体制検討=文書
欧州連合(EU)首脳が、悪意あるサイバー活動や偽情報キャンペーンなどのハイブリッド攻撃に対抗する新たな制裁の枠組みを検討していることが明らかになった。
草案文書では、欧州理事会があらゆる種類のハイブリッド活動を非難し、ロシアの不安定化行動に対応するための新たな制裁体制の確立を進めるよう求められている。
EU首脳会議では、ハイブリッド攻撃だけでなくウクライナや中東情勢、安全保障や防衛、ジョージアなどについても協議される見通し。
![ロシアのハイブリッド脅威に抵抗へ、EUが新たな制裁体制検討=文書](/img/article/20240627/667c477ee82ea.jpg)
[ブリュッセル 26日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳は、この1年増加している悪意あるサイバー活動や偽情報キャンペーンなどのハイブリッド攻撃に抵抗するための新たな制裁の枠組みの確立を検討している。26日公表された欧州理事会の草案文書から明らかになった。
草案は「欧州理事会は脅迫、破壊活動、外国による情報操作や干渉、偽情報、悪意あるサイバー活動、第3国による移民の利用など、あらゆる種類のハイブリッド活動を強く非難する」とし、「ロシアの海外における不安定化行為に対応するため、新たな制裁体制の確立に向けた作業を進めるよう改めて求める」とした。
27━28日のEU首脳会議で議論される見通し。首脳会議ではまた、ウクライナや中東情勢、安全保障や防衛、ジョージアにおける最近の動向などについても協議される。