カナダ、中国製EVに追加関税検討 過剰生産に懸念、労働者保護

AI要約

カナダ政府が中国製電気自動車(EV)に追加関税を検討していることを発表。

中国政府の不透明な慣行や過剰生産による影響を懸念し、労働者やサプライチェーンの保護が狙い。

カナダはEVの供給網強化や重要鉱物開発に取り組んでおり、安価な中国製EVの流入に警戒心を抱いている。

 【ニューヨーク時事】カナダ政府は24日、中国製電気自動車(EV)に追加関税を課すことを検討していると発表した。

 巨額の補助金で過剰生産を助長する中国政府の不透明な慣行から労働者やサプライチェーン(供給網)を保護するのが狙い。

 カナダが問題視するのは、過剰生産に加え、中国国内で労働や環境に関する厳格な基準が設定されていないことだ。生産に欠かせない重要鉱物の開発加速などを通じてEVの供給網強化に取り組む中、安価な中国製EVの流入に危機感を抱いていることが背景にある。