韓国のリチウム電池工場で火災、30人死傷 中国籍の労働者ら犠牲

AI要約

ソウル近郊の京畿道華城市のリチウム電池製造工場で火災が発生し、22人の死亡が確認された。

犠牲者のうち20人は外国人で、18人が中国籍だった。2人が重傷、6人が軽傷を負った。

工場内には3万5千個のリチウム電池が保管されており、リチウムの可燃性が消火作業を難しくしている。

韓国のリチウム電池工場で火災、30人死傷 中国籍の労働者ら犠牲

 ソウル近郊の京畿道華城(ファソン)市のリチウム電池製造工場で24日午前10時半ごろ、火災が発生した。消防によると工場の作業員ら22人の死亡が確認された。犠牲になった20人が外国人で、うち18人が中国籍だという。

 消防によると2人が重傷、6人が軽傷を負った。現場の工場2階ではリチウム電池の検品と包装の作業をしており、工場内に3万5千個が保管されていた。目撃者は「リチウム電池が爆発した」と証言しているという。リチウムは水に触れると可燃性のガスが発生する性質があり、放水による消火作業が難しい状況だったという。(ソウル=太田成美)