プーチン氏訪朝終了、ハノイ着 孤立回避へ新興国抱き込み

AI要約

ロシアのプーチン大統領が北朝鮮訪問を終え、ベトナムに到着。

プーチン氏がベトナムに寄稿し、平和的解決策の支援意向を表明。

プーチン氏のアジア歴訪は、孤立回避と外交正常化を示す狙いがある。

 北朝鮮訪問を終えたロシアのプーチン大統領は日本時間20日未明、ベトナムの首都ハノイに到着した。

 これに先立ってベトナム共産党機関紙ニャンザンに寄稿し、同国の「ウクライナ危機に対するバランスの取れた立場と、平和的解決策の模索を支援する意思」に謝意を表明した。

 5月に通算5期目に就任したプーチン氏にとって今回のアジア歴訪は、旧ソ連圏を除くと5月の中国に続く「2例目」の外遊となった。

 ウクライナ侵攻が長期化し、プーチン氏に国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ている中、孤立の回避と外交の正常化を内外に示す狙いがある。新興・途上国「グローバルサウス」のベトナムは西側諸国と違って対ロ制裁を科しておらず、ICCにも非加盟。抱き込みを図るのが目下の目標だ。