プーチン氏、24年ぶり訪朝へ 18~19日 ロシア大統領府発表

AI要約

プーチン大統領が北朝鮮とベトナムを訪問することが発表された。24年ぶり2度目の訪朝で、金正恩総書記と会談する予定だ。

ロシアと北朝鮮は軍事面での関係強化を図っており、ロシア支援を求める北朝鮮との関係は深まる可能性がある。

プーチン氏の訪朝は、昨年の金総書記のロシア訪問を受けて招請され、今年1月には訪朝の意向を示していた。ロシアメディアは数週間以内に訪朝すると報道していた。

プーチン氏、24年ぶり訪朝へ 18~19日 ロシア大統領府発表

 ロシア大統領府は17日、プーチン大統領が18~19日に北朝鮮を訪問すると発表した。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する見通し。また、19~20日にはベトナムも訪問する。ロシア通信が伝えた。プーチン氏の訪朝は、大統領1期目就任直後の2000年7月以来で、約24年ぶり2度目となる。

 ロシアは、22年にウクライナでの「特別軍事作戦」を開始して以降、北朝鮮とは軍事面などで関係強化を図ってきた。北朝鮮からはロシアへの砲弾の提供などが指摘されている。ロシアはウクライナでのさらなる攻勢強化へ向け、一層の支援を要請するものとみられる。一方、北朝鮮側も軍事技術やエネルギー分野での協力を求めたい構えだ。

 プーチン氏の訪朝を巡っては、金氏が昨年9月にロシア極東を訪れた際、訪朝を招請していた。プーチン氏は、今年1月に訪露した北朝鮮の崔善姫(チェソニ)外相との会談で「早期に訪朝する意向を示した」と報じられていた。

 ロシアメディアは6月上旬、プーチン氏が数週間以内に北朝鮮とベトナムを訪問すると報道。韓国政府高官は12日にプーチン氏が近く訪朝すると明らかにしていた。【モスクワ山衛守剛】