日中の外務局長が北京で協議 福島第一原発の処理水問題で協議の加速で一致

AI要約

日本と中国の外交当局が、福島第一原発のALPS処理水の問題について協議を加速することで合意しました。

日本は中国に対して食品の輸入規制の即時撤廃を求め、海洋活動や拘束事案に関する立場も改めて申し入れました。

一方、中国は先週のG7サミットでの日本の懸念に強い不満を表明しました。

日中の外務局長が北京で協議 福島第一原発の処理水問題で協議の加速で一致

北京で、日本と中国の外交当局が会談し、福島第一原発のALPS(アルプス)処理水の問題について、協議を加速することで一致しました。

外務省によりますと、鯰博行アジア大洋州局長は、17日に北京で、中国外務省の劉勁松アジア局長と会談しました。

福島第一原発の処理水については、建設的な態度で問題を解決する方法を見いだしていくことを改めて確認し、協議を加速することで一致したということです。

また、中国による日本産食品の輸入規制の即時撤廃を求めたほか、中国の海洋活動や日本人の拘束事案などについて、日本の立場を改めて申し入れました。

一方、中国外務省によりますと、中国側は日本が先週のG7サミットで中国に対して懸念を示したことなどに、「強烈な不満を表明した」ということです。