中国が提案した「文明間の対話の国際デー」、国連で承認

AI要約

中国が提案した「文明間の対話の国際デー」が国連総会で承認された。

6月10日を「文明の日」と定め、文明間の交流と協力を奨励する。

国連決議は異なる文明間の平等な対話と相互尊重を強調している。

中国が提案した「文明間の対話の国際デー」、国連で承認

【東方新報】中国外交部の林剣(Lin Jian)報道官は11日の定例記者会見で、中国が提案した「文明間の対話の国際デー」が、8日の国連総会(UN General Assembly)にて全会一致で承認されたことを紹介した。

 この記念日は78会期中に制定され、6月10日を「文明の日」と定める予定だ。

 林報道官は「中国は、文明の多様性と文明間の交流と協力の価値に対する世界の認識を高め、文明間の交流、相互学習、連帯を奨励し、世界的な課題の解決策を共同で模索するため、『文明間の対話のための国際デー』の制定を提案した。今回の国連決議は『異なる文明間の平等な対話と相互尊重』を目的としている」と説明した。

 林氏は、全ての文明の成果はあまねく「人類社会の共通の富」であることを強調した。

 林氏の説明によると、国連の決議文は「文明の多様性」の尊重を提唱し、「世界平和の維持」「共通の発展の促進」「人類の幸福の増進」「共通の進歩の達成」「平等な対話と相互尊重」において、「文明間の対話」が重要な役割を果たすことを強調しているという。

 議題が可決された8日の記者会見で、中国の傅聡(Fu Cong)国連常駐代表は、「文明間の対話の国際デー(文明の日)」創設への全世界の支持に見られるように、習近平(Xi Jinping)国家主席が提唱した「グローバル文明イニシアティブ」は、時代と世界の趨勢に沿った的確な理念であったと語った。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。