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南アフリカ総選挙 ラマポーザ大統領の続投が決定
南アフリカの総選挙で与党と白人中心の野党が連立政権樹立に合意し、ラマポーザ大統領の再選が決定。
投票でラマポーザ大統領が再選され、30年にわたるANCの単独政権が連立による転換点となった。
ANCはかつての栄光から支持離れが進む中、改善されない課題に直面している。
![南アフリカ総選挙 ラマポーザ大統領の続投が決定](/img/article/20240615/666d53f7215aa.jpg)
5月に行われた南アフリカの総選挙で、初めて過半数を割った与党と白人中心の野党が連立政権樹立に合意し、ラマポーザ大統領の続投が決まりました。
南アフリカの議会で14日、新しい大統領を選ぶ投票が行われ与党ANC(=アフリカ民族会議)のラマポーザ大統領が289票を獲得し、再選出されました。ANCが最大のライバルで白人中心の急進派野党と、連立政権樹立で合意した結果です。ANCは30年にわたり単独で政権を担ってきただけに、今回の連立は大きな転換点となります。
ANCはアパルトヘイト(=人種隔離政策)への抵抗運動に尽力したマンデラ氏がかつて率いていた政党ですが、5月29日に行われた総選挙で初めて過半数を割りました。
かつては「国政では敵なし」と言われたANCですが、改善されない貧困や犯罪率の高さ、政党幹部の汚職などから近年は支持離れが進んでいます。(ANNニュース)