ANC、連立樹立へ野党と「合意」 白人主体の党など参加か 南ア

AI要約

南アフリカの与党ANCが選挙後の連立政権樹立に向けて他党と基本合意に達した

ANCのラマポーザ大統領が再任される見込みだが、政権協力の詳細は未だ固まらず交渉が続く

連立相手には民主同盟やインカタ自由党など複数の小党が含まれ、挙国一致政府が形成される見通し

 【ロンドン時事】5月の南アフリカ国民議会(下院)選挙で、第1党となったものの過半数割れした与党アフリカ民族会議(ANC)は13日、連立政権樹立に向けて他党と基本合意に達したと明らかにした。

 14日に招集される議会でANCのラマポーザ大統領が再任される見込み。ただ、政権協力の詳細は固まっていないとされ、議会開会ぎりぎりまで詰めの交渉が続けられる見通しだ。

 AFP通信などによると、連立相手には第2党となった白人主体の民主同盟(DA)や、保守系民族政党インカタ自由党(IFP)のほか複数の小党が含まれる。ANCのムバルラ幹事長は記者会見で「共に働くために必要な合意に達した」とし、「挙国一致政府」が形成されると主張した。