西側の凍結ロシア資産活用は「窃盗」 プーチン氏

AI要約

ウクライナ支援のため、G7は凍結したロシア資産の運用益を充てることで合意した。

プーチン大統領はこれを「窃盗」と非難し、「処罰は免れない」と述べた。

ロシアと西側諸国との対立が激化し、ロシアは核兵器保有を強調している。

【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は14日、西側諸国が凍結したロシア資産の運用益をウクライナ支援の返済に充てるとしたことについて、「窃盗」であり、「処罰は免れない」と述べた。

 先進7か国(G7)首脳会議(サミット)は13日、ウクライナに対して新たに融資の形で500億ドル(約7兆8000億円)の支援金を拠出し、返済には凍結したロシア資産の運用益を充てることで合意した。

 ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻した数日後、G7と欧州連合(EU)は、ロシア中央銀行の外貨準備約3000億ドル(約47兆円)を凍結した。

 プーチン氏は、西側諸国はロシア凍結資産の活用を正当化するための「何らかの法的根拠」を考え出そうとしているが「窃盗は窃盗だ。処罰は免れない」と述べた。

 さらに、ロシアと西側諸国との対立が「後戻りできない地点に容認できないほど近づいている」と述べ、ロシアは世界最多の核兵器を保有していると豪語した。【翻訳編集】 AFPBB News