【フィリピン】オルタナジー、風力発電で53億ペソ調達

AI要約

オルタナジー・ホールディングスがフィリピンで新たな風力発電所の建設費用を資金調達するためにリサール商業銀行からの融資を受けることを発表

アラバト風力発電所の建設が進行中で、出力は6万4,000キロワットで2025年11月までの完成が予定されている

オルタナジーは自社の再生可能エネルギー施設の総出力を50万キロワットにする目標を掲げ、グリーン融資を通じた調達計画を進めている

 フィリピンの再生可能エネルギー開発会社オルタナジー・ホールディングスは13日、マニラ首都圏近郊のケソン州アラバト島で着工した陸上風力発電所の建設費の一部を資金調達すると発表した。リサール商業銀行(RCBC)から53億ペソ(約142億円)の融資を受ける。

 事業会社のアラバト・ウインド・パワー(AWPC)を通じ、11日にプロジェクト融資契約を結んだ。同銀傘下のRCBCキャピタルが主幹事を務めた。

 アラバト風力発電所の出力は6万4,000キロワットで、5月に着工した。2025年11月までの完成を予定している。

 オルタナジーは26年までに傘下発電所の総出力を50万キロワットとする目標達成に向け、グリーン融資を通じた総額210億ペソの調達を計画している。契約締結額は184億ペソに達しており、新たな融資契約が近くまとまるとの見通しも示した。

 同社は13日、太陽光発電事業のため22年に設立した特別目的会社オリンピア・ソーラー・パワー(OSPC)に出資することも発表した。発行済み株式の75%を7万4,999ペソで取得する。