女川原発2号機で非常用設備が作動 放射線量に異常なし 空調停止により起動か

AI要約

東北電力が女川原子力発電所2号機で計画外に作動した非常用ガス処理系について発表しました。

空調設備の点検中に非常用設備が作動した原因は不明で、放射線量や環境への影響はないとしています。

現時点で空調の停止原因は特定できておらず、放射能による影響もないと東北電力は述べています。

女川原発2号機で非常用設備が作動 放射線量に異常なし 空調停止により起動か

12日夜、女川原子力発電所2号機で非常時に原子炉建屋内の気圧を下げる設備が計画外に作動したことを東北電力が発表しました。

東北電力によりますと、12日午後7時31分ごろ、女川原子力発電所2号機で「非常用ガス処理系」と呼ばれる非常時に建屋内の気圧を外部より低くし、汚染物質の拡散を低減させる設備が作動しました。

当時は原子炉建屋の空調設備の点検中で、何らかの原因で空調が停まり非常用の設備が起動したとみられるということです。空調が停止した原因は現時点でわかっていません。

東北電力は、原子炉建屋内の放射線量の値に異常はなく、今回の作動は放射線の上昇によるものではないとしています。また、発電所敷地内と排気筒で計測された放射線量も有意な変化はなく、環境への放射能の影響は無いということです。