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中国の李首相、今週NZ訪問 協力分野で意見交換へ
ニュージーランドのラクソン首相が、中国の李強首相の訪問を明らかにした。
両国の協力分野に関する意見交換の重要性が強調された。
ニュージーランドと中国の貿易関係が今後も拡大する見通しである。
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Lucy Craymer
[ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランドのラクソン首相は10日、中国の李強首相が今週ニュージーランドを訪問すると明らかにした。中国首相による同国訪問は7年ぶりとなる。
ラクソン氏は声明で、李首相を迎えることを楽しみにしており、今回の訪問は両国間の協力分野に関する意見交換の貴重な機会になると強調。「世界情勢が厳しくなる中でニュージーランドにとって重要な問題について中国と見解を交わし、関与していくことが極めて重要だ」と語った。
中国の王毅外相も3月下旬にニュージーランドを訪問しており、中国高官の同国訪問は今年に入り2度目となる。
ニュージーランドは、米国を含む機密情報を共有する5カ国の枠組み「ファイブアイズ」において、中国に対しては長い間穏健派だったが、近年は懸念される中国の行動について声を上げている。
中国外相が訪問した際には、太平洋地域の貿易やビジネス、安全保障のほか、人権や新疆、香港、チベット問題など見解が異なる分野についても議論した。
中国はニュージーランドの最大貿易相手国で、2024年3月までの1年間の貿易額は約380億ニュージーランドドル(232億米ドル)に達した。
ラクソン氏は、中国との貿易は今後も拡大すると確信しており、今後10年で輸出額を倍増させるという政府目標を支持すると述べた。
政府は中国首相訪問の具体的な日程をまだ公表していない。
ラクソン氏はまた、ビジネス代表団と共に6月16日から日本を訪問する予定だと明らかにした。