米、イスラエルとの首脳会談明言せず ネタニヤフ氏訪米時

AI要約

バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と会談するかは未定

ネタニヤフ氏は米議会で演説予定、バイデン氏との緊張もある

バイデン政権はイスラエルの人質救出作戦を支援、民間人被害を最小限に抑えるよう求め

米、イスラエルとの首脳会談明言せず ネタニヤフ氏訪米時

Jeff Mason

[パリ 9日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は9日、バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相による来月の訪米に合わせて会談するかどうか明言を控えた。

CBSの番組で、現時点で発表することはないとし、両首脳は定期的に連絡を取り合っていると述べた。

ネタニヤフ氏は米議会の上下両院合同会議で7月24日に演説する。バイデン氏はパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスと戦うイスラエルを強く支持してきたが、イスラエルの軍事作戦を巡り両氏の間には緊張もある。

サリバン氏はネタニヤフ氏の訪米までに停戦と人質解放で合意が成立していることを望むとし、ハマスが提示されている案を受け入れる必要があると述べた。

イスラエルが人質4人を救出した作戦について、米国が情報提供で支援したかどうかはコメントしなかった。

ABCの番組では、救出作戦でパレスチナ側に何人の死者が出たか米国は把握していないと述べた。ガザ保健省は274人としている。

同程度の民間人が犠牲になるとしてもイスラエルの人質救出作戦を今後も支援するかとの問いには「救出を試みるイスラエルの措置を支援する」と述べた。同時に、イスラエルに対し民間人の犠牲を最小限に抑えるよう求め続けると語った。