デンマーク首相、男に殴られる

AI要約

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相がコペンハーゲンで男に殴られ、事件が起きた。男は逮捕されたが詳細は不明。

目撃者によると、フレデリクセン首相は広場で肩を突かれてよろめいたが地面に倒れず、その後はカフェで落ち着いた。

欧州各国の政治家への襲撃事件が相次いでおり、EU執行部は事件を非難する声明を出している。

【AFP=時事】デンマークのメッテ・フレデリクセン(Mette Frederiksen)首相が7日夕方、首都コペンハーゲンの広場で男に「殴られた」。首相府が発表した。

 首相府によれば、フレデリクセン氏は「事件に衝撃を受けている」という。男はその後逮捕されたが、これ以上の詳細は明らかにされていない。

 大衆紙BTによれば、現場で目撃した人々は、フレデリクセン氏が午後6時前に広場に到着したところ、「反対側からやって来た男に肩を強く突かれ、よろめいた」と証言。フレデリクセン氏は地面に倒れることはなく、その後、付近のカフェで席に着いた。

 襲撃した男は長身、痩せ形で、急いで立ち去ろうとしたが、スーツ姿の男性らにつかまれ、地面に押し倒されたという。

 今週実施されている欧州議会(European Parliament)選挙を前に、欧州各国では政治家への襲撃事件が相次いでいる。

 今回の事件を受け、欧州連合(EU)のシャルル・ミシェル(Charles Michel)欧州理事会(European Council)常任議長(EU大統領)、ウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)欧州委員長は、SNSで直ちに非難声明を出した。【翻訳編集】 AFPBB News