5月の米雇用統計、就業者数は前月から27万2000人増 市場予想を大きく上回る

AI要約

アメリカの5月の雇用統計が発表され、前月から27万2000人の増加と市場予想を大きく上回る結果となりました。

失業率は0.1ポイント悪化し、4.0%となりました。しかし、景気の底堅さを示す結果となり、利下げ開始が遅くなる可能性が高まっています。

外国為替市場では円相場が円安に進み、1ドル156円台後半まで上昇しました。

5月の米雇用統計、就業者数は前月から27万2000人増 市場予想を大きく上回る

アメリカの5月の雇用統計が発表され、就業者数は前の月から27万2000人の増加と、市場の予想を大きく上回りました。

アメリカ労働省が7日に発表した5月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、前の月から27万2000人の増加となり、18万人程度を見込んでいた市場の予想を大きく上回りました。

一方、失業率は、前の月から0.1ポイント悪化し、4.0%でした。

アメリカの景気の底堅さを示す結果が示されたことで、市場では注目されている利下げ開始が遅くなるとの見方が広がりそうです。また、この結果を受け、外国為替市場で円相場は、1ドル156円台後半まで、1円以上、円安に進みました。