ロシア原潜がハバナに寄港へ、核兵器は搭載せず キューバ国防省

AI要約

キューバ国防省は、ロシア軍の原子力潜水艦が首都ハバナに寄港すると発表した。核兵器は搭載されていない。

ロシア海軍の潜水艦や艦艇が計4隻がハバナに停泊し、軍事パレードに出席したキューバのディアスカネル大統領とプーチン大統領の会談を経て、関係が緊密化している。

キューバとソ連の歴史的な関係やキューバ危機に触れ、東西冷戦時代からの経緯を説明している。

ロシア原潜がハバナに寄港へ、核兵器は搭載せず キューバ国防省

【AFP=時事】キューバ国防省は6日、ロシア軍の原子力潜水艦が来週、首都ハバナに寄港すると発表した。核兵器は搭載されないという。

 同省によると、寄港するのは、ロシア海軍の原子力潜水艦「カザン(Kazan)」、フリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ(Admiral Gorshkov)」に加え、石油タンカーとサルベージタグを含む計4隻。12~17日の日程でハバナに停泊する。「いずれも核兵器は搭載していないため、わが国への寄港は周辺地域への脅威とならない」としている。

 キューバのミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領は先月、ロシアの首都モスクワの「赤の広場(Red Square)」で毎年5月9日に行われる対独戦勝記念日の軍事パレードに出席し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と会談した。

 ロシアとキューバの関係は、2022年のディアスカネル氏とプーチン氏の会談以来、緊密さを増している。

 東西冷戦(Cold War)時代、キューバはソ連の重要な衛星国だった。1962年にはキューバ危機が発生。ソ連がキューバに核ミサイルを配備したことが発覚し、世界を核戦争の瀬戸際に追い込んだ。【翻訳編集】 AFPBB News