次男有罪でも恩赦せず トランプ氏意識か バイデン米大統領

AI要約

バイデン米大統領は、銃の不法購入罪で起訴された次男ハンター氏に恩赦しない考えを示した。

ハンター氏は連邦法違反の容疑で公判が始まり、バイデン氏は法の支配を重視し身内の恩赦を排除する姿勢を示している。

一方、トランプ氏は不正処理事件で有罪評決を受けた際、バイデン政権の選挙妨害と主張しているが、バイデン氏は公平な裁判であることを強調している。

 【ワシントン時事】バイデン米大統領は6日のABCテレビのインタビューで、銃の不法購入罪で起訴された次男ハンター氏に関し、有罪となっても恩赦しない考えを明らかにした。

 「どんな評決も受け入れるか」「恩赦の可能性を排除するか」との質問に、いずれも「イエス」と答えた。

 ハンター氏は薬物依存の状態にあることを偽って銃を購入したなどとして連邦法違反に問われ、3日に公判が始まった。「法の支配」を重視し、11月の大統領選で対決するトランプ前大統領との違いを強調してきたバイデン氏としては、身内の恩赦は国民の理解を得られないと考えたもようだ。

 トランプ氏は不倫口止め料不正処理事件で先月有罪評決を受け、「バイデン政権による選挙妨害だ」と主張している。バイデン氏は「公平な裁判だった。法の支配を弱体化させるのはやめるべきだ」と語った。