5月の消費者物価上昇率2.7% 2か月連続2%台にとどまる=韓国

AI要約

韓国の5月の消費者物価指数が2.7%上昇し、前年同月比で2か月連続で2%台にとどまった。

農産物の物価が19.0%上昇し、果物価格の上昇が続いている。

石油類の物価上昇率は3.1%で高水準となり、コア物価は2.2%上昇し、生活物価指数は3.1%上昇した。

5月の消費者物価上昇率2.7% 2か月連続2%台にとどまる=韓国

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が4日発表した消費者物価動向によると、5月の消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇した。2か月連続で2%台の伸びにとどまった。上昇率は1月の2.8%から2~3月に3.1%に上がったが、4月(2.9%)には再び2%台に下がった。

 5月も農産物の物価が19.0%上昇し、物価の上昇をけん引した。リンゴ(80.4%上昇)、ナシ(126.3%上昇)など果物価格の上昇が続いている。

 石油類の物価上昇率は3.1%で、前月(1.3%)に比べ上昇幅が拡大。昨年1月に4.1%を記録して以来の高水準となった。

 変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は前年同月比2.2%上昇した。生活実感に近い生活物価指数の上昇率は3.1%だった。 

 生鮮食品の指数は前年同月比17.3%上昇した。野菜の上昇率は7.5%と1桁台に下がったが、果物の上昇率は39.5%と高止まりが続いた。

 統計庁の担当者は、「今月は石油類や健康機能食品など加工食品の上昇幅が拡大した」と説明した。