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インドネシアCPI、5月は前年比+2.84%に鈍化 中銀目標圏内
インドネシアの5月の消費者物価指数は前年同月比2.84%上昇し、中央銀行の目標範囲内に収まった。
コアインフレ率はやや加速し、中銀は利上げを実施しているものの、ルピアの対ドル相場低迷が依然懸念されている。
食品価格の上昇率が緩和した一方、収穫期の潤沢な供給によりコメの価格が下落している。
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Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo
[ジャカルタ 3日 ロイター] - インドネシア統計局が3日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.84%上昇した。伸びは4月の3.00%から鈍化し、昨年半ば以来中央銀行の目標値である1.5─3.5%の範囲内に収まっている。
ロイターがまとめたアナリスト予想は2.94%上昇だった。
コアインフレ率は1.93%で前月の1.82%からやや加速した。予想は1.86%上昇だった。
中銀は2022年半ば以降、計275ベーシスポイント(bp)の利上げを実施しているが、金融政策担当者は最近のルピアの対ドル相場低迷が同国経済に輸入インフレをもたらす恐れがあるとして依然注視している。
4月にはルピアが対ドルで20年以来の最安値を付け、中銀が利上げに踏み切った。
収穫期の潤沢な供給によりコメの価格が引き続き前月から下落し、変動の激しい食品価格の上昇率も緩和した。