韓国EEZ内に大量の石油と天然ガス埋蔵か 近く試掘開始へ

AI要約

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、慶尚北道浦項沖の近海に大規模な石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いと明らかにした。

韓国政府は、米国の民間企業による調査結果を受け、深海埋蔵量が29年分の天然ガスと4年分の石油に匹敵すると見込まれていることを報告した。

商業開発は35年ごろに始まり、2025年上半期に埋蔵量を確認する予定である。

韓国EEZ内に大量の石油と天然ガス埋蔵か 近く試掘開始へ

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日、記者会見を開き、南東部・慶尚(キョンサン)北道(プクド)浦項(ポハン)沖の近海に、最大で140億バレルの石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が「非常に高い」と表明した。近く試掘を開始する。

 韓国メディアによると、埋蔵エリアについて、韓国政府は海岸から38~100キロ沖合の韓国の排他的経済水域(EEZ)内だとしている。

 韓国政府の依頼を受けた米国の民間企業が深海を調査し、有望だと分かったという。尹氏によると、韓国での使用量に換算して、最大で天然ガスが29年分、石油は4年分に匹敵する埋蔵量と見込まれている。

 報道では、韓国政府は、2025年の上半期に埋蔵量を確認し、35年ごろには商業開発に入ることができるとの見通しを示す。【ソウル福岡静哉】