# 食糧・農業

相次ぐ災害 農地、施設の復旧支援策は? 「激甚災害」指定で負担減
2024.09.06

相次ぐ災害 農地、施設の復旧支援策は? 「激甚災害」指定で負担減

 線状降水帯に伴う大雨や台風による農業関係の被害が各地で相次ぐ。水田や樹園地に土砂が押し寄せ、農業機械も破損して離農を考える農家も多い中、産地再建には行政による復旧支援が必要だ。具体的に、どのような制度があって、どこまで支援されるのか。本紙「農家の特報班」が探った。 記者が最初に

米農家廃業急増の背景 肥料や農薬高く 価格転嫁は鈍く経営圧迫
2024.09.06

米農家廃業急増の背景 肥料や農薬高く 価格転嫁は鈍く経営圧迫

 稲作農家の倒産・廃業件数が今年、過去最多を更新する見通しとなったことが5日、調査会社の帝国データバンクの調べで分かった。肥料など生産資材の価格高騰分が米価に十分転嫁されず、農家経営が圧迫され続ける状況の表れとみられる。今後の米の安定供給を確保するためにも、農家が再生産できる水準への一定の価格

秋の彼岸を彩る赤 山形、ケイトウの収穫始まる
2024.09.06

秋の彼岸を彩る赤 山形、ケイトウの収穫始まる

 秋の彼岸入り(19日)に合わせ、山形市柏倉で飾り花用のケイトウの収穫が始まった。生産者は早朝から鮮やかなケイトウを丁寧に切り取っている。 熱帯アジアやインド原産のヒユ科の一年草で、鶏のトサカのような形と真っ赤な色から「鶏頭」とも書く。花に見える部分は茎が変形したもので、実際の花

コメ不足の中 コメ農家の倒産・廃業が急増
2024.09.06

コメ不足の中 コメ農家の倒産・廃業が急増

帝国データバンクによりますと、今年1月から先月にかけて発生したコメ農家の倒産・廃業の件数は34件でした。 去年1年間の35件を大幅に上回り過去最多となることは確実で、初の年間40件台の到達も想定されます。 背景には、生産コストの上昇と深刻な後継者・就農者不足が挙げら

コメ42トン確保、販売 JAふくしま未来、6日から直売所
2024.09.06

コメ42トン確保、販売 JAふくしま未来、6日から直売所

 スーパーなどの一部店舗でコメが品薄となっていることを受け、JAふくしま未来は5日、2023年産米42トン(10キロ袋4200袋分)を確保したと発表した。6日から福島、伊達、安達、そうまの各地区の直売所計10店舗で販売する。主力品種のコシヒカリの流通が始まる10月上旬まで、在庫を切らさず供給す

まじで買えない…「コメが足りない」3の原因と今後の価格「なぜ新米は例年より高くなるのか、いくらになるのか」備蓄米は?
2024.09.06

まじで買えない…「コメが足りない」3の原因と今後の価格「なぜ新米は例年より高くなるのか、いくらになるのか」備蓄米は?

 コメの品薄状態が続いている。政府は新米が流通する9月に入れば流通不足は解消に向かうと強調してきたが、首都圏を中心とするスーパーではほとんど欠品で、やっとの思いで発見しても購入点数が制限される状況だ。「令和のコメ騒動」はなぜ起きたのか。そして、いつになったら解消されるのか。経済アナリストの佐藤

意外とかわいい? 山形サクランボ凶作で規格外の「双子果」に活路
2024.09.06

意外とかわいい? 山形サクランボ凶作で規格外の「双子果」に活路

「赤い宝石」の一大産地が歴史的な凶作だ。山形県によると、今年の県内のサクランボ収穫量が平年(1万3300トン)比65%の8700トンだったという。8000トン台になるのは30年ぶりで、平成以降では2番目に少ない。 今年は6月中旬以降に真夏日が続き、実が熟しすぎてしまう高温障害が増

『金スマ』中村獅童一家が「ひとり農業」で川遊びやBBQなど夏休みを満喫 息子2人が肝試しでパパを驚かせようと大奮闘
2024.09.06

『金スマ』中村獅童一家が「ひとり農業」で川遊びやBBQなど夏休みを満喫 息子2人が肝試しでパパを驚かせようと大奮闘

 9月6日(金)放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系 午後8時55分~10時)は、「ひとり農業に泊まろう!~中村獅童一家の夏休み~」を送る。 今回は、中村獅童一家が「ひとり農業」で1泊2日、大自然の中でととのいまくる。獅童の息子・陽喜君(6歳)&夏幹君(4歳)が清

中村獅童一家の夏休みに密着! 愛息2人が大奮闘、大号泣も? 今夜の『金スマ』
2024.09.06

中村獅童一家の夏休みに密着! 愛息2人が大奮闘、大号泣も? 今夜の『金スマ』

 今夜9月6日20時55分放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)は、「ひとり農業に泊まろう!中村獅童一家の夏休み」。中村獅童一家が「ひとり農業」で、1泊2日、大自然の中でととのいまくる。 獅童の息子、陽喜くん(6歳)&夏幹くん(4歳)が清流遊び、流しそうめん、花火

「世界一長~~~い畳」でギネス挑戦 長さ12.67メートル、熊本のイ草生産者ら製作
2024.09.06

「世界一長~~~い畳」でギネス挑戦 長さ12.67メートル、熊本のイ草生産者ら製作

 熊本県内のイ草生産者でつくる県畳表銘柄確立研究会「熊銘会[ゆうめいかい]」や畳生産者らが、八代市産のイ草で、長さ12・67メートル(約7畳分)の畳を作り、「世界一長い畳」として、ギネス世界記録更新に挑戦している。 八代市は生産量全国一のイ草産地。国産イ草と畳の魅力を広く知っても

「皇室献上モモ」詐欺、農業園芸コンサルタントの男に有罪判決 計画的で悪質、福島地裁
2024.09.06

「皇室献上モモ」詐欺、農業園芸コンサルタントの男に有罪判決 計画的で悪質、福島地裁

 宮内庁関係者を名乗り、献上品名目で福島市や茨城県の農家からモモなどの農作物をだまし取ったなどとして、詐欺や偽造有印公文書行使などの罪に問われた東京都練馬区、農業園芸コンサルタントの男(76)の判決公判は5日、福島地裁で開かれ、男に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。弁護側は控

収穫から67日後も“採れたて” 新技術でサクランボの保存期間延長 ガスが実現する新たな可能性【山形発】
2024.09.06

収穫から67日後も“採れたて” 新技術でサクランボの保存期間延長 ガスが実現する新たな可能性【山形発】

山形酸素が開発した新技術により、サクランボの鮮度を67日間保持することが可能になった。通常の冷蔵保存では色が変わりシワができるサクランボも、新しい技術では収穫時のツヤとハリを維持。猛暑の影響でサクランボの生育が早まり、旬が短くなる中、長持ちさせるための新しい技術が注目を集めている。

「コメ不足」は終わるのか。リンゴにミカンも…気候変動時代の「食料不足」、専門家に聞く乗り越え方
2024.09.06

「コメ不足」は終わるのか。リンゴにミカンも…気候変動時代の「食料不足」、専門家に聞く乗り越え方

最近ニュースでも頻繁に話題になる「コメ不足」。今回のコメ不足の要因は複雑で、はっきりとした原因を特定することは難しいといいます。一方で、実はいま、コメだけではなく、リンゴやブドウ、ミカンなどの果物や、魚介類といった他の食材についても、将来的に手軽に手に入れられなくなる恐れがあると

「幻の果実・サルナシ」 西日本一大産地で 収穫最盛期/岡山・新庄村
2024.09.06

「幻の果実・サルナシ」 西日本一大産地で 収穫最盛期/岡山・新庄村

 岡山県真庭郡新庄村特産の「サルナシ」の収穫が最盛期を迎えている。遅霜の影響がなく、天候にも恵まれたことから、今年は例年の2倍の約800キロの収量を見込む。 サルナシはキウイフルーツの仲間で、直径3センチ前後の緑色の果実は甘酸っぱく、ビタミンCなど栄養価の高さが特徴。収穫期が短く

ススキさわさわ、秋の音 眼下の田んぼは黄金色へ、飯田市の高台からの眺め
2024.09.06

ススキさわさわ、秋の音 眼下の田んぼは黄金色へ、飯田市の高台からの眺め

 涼風が吹き抜ける飯山市豊田の高台にあるハンググライダー離陸場周辺で、さわさわとススキのなびく音が秋の訪れを感じさせている。日差しを受けた穂は透けて輝き、赤トンボが一息。眼下には収穫を控えた田んぼがパッチワークのように広がり、黄金色に染まり始めていた。 新潟県長岡市の笠原則雄さん

ソバの花、一面白く 富山の畑
2024.09.06

ソバの花、一面白く 富山の畑

 5日の県内は、曇り空が広がった。富山市宮成新ではソバの花が辺り一面を白く染めた。 ソバは近くの嶋田雄一さん(76)が40・5アールの畑で栽培している。生育は順調で200~250キロほど収穫できる見込みという。 嶋田さんは友人に手打ちそばを振る舞っており「地元で取れ

厳しい残暑に “ハニーミルクかき氷” はいかが? “養蜂家” が考案 こだわり蜂蜜スイーツ《長崎》
2024.09.06

厳しい残暑に “ハニーミルクかき氷” はいかが? “養蜂家” が考案 こだわり蜂蜜スイーツ《長崎》

8月にオープンした “養蜂家” が手がける専門店。『ハチミツをもっと身近に』こだわりのメニューで魅力を発信します。諫早市下大渡野町に今月3日オープンした直売所。並んでいるのは、“ハチミツ” です。店を手がけたのは1995年創

坂本農水相が松川視察  農福連携や有機農業、六次産業化で【長野県松川町】
2024.09.06

坂本農水相が松川視察 農福連携や有機農業、六次産業化で【長野県松川町】

 坂本哲志農林水産大臣が5日、長野県松川町を視察に訪れ、農福連携や有機農業、六次産業化について関係者と意見交換した。 町役場で「松川町オーガニックビレッジ」の取り組みについて意見交換してから、農福連携による農業を行うウィズファーム(上片桐)、六次産業化に注力するなかひら農場(大島

コメ品薄、スーパーに新米並べてもすぐに売り切れ 子どもの弁当用確保、大人はオートミールや玄米で「もうしばらく辛抱」
2024.09.06

コメ品薄、スーパーに新米並べてもすぐに売り切れ 子どもの弁当用確保、大人はオートミールや玄米で「もうしばらく辛抱」

 広島市内のスーパーでコメの品薄が続いている。出回り始めた新米はすぐ売り切れ、陳列棚にもち米や玄米しか残っていないことも。流通業者などによると、地震や台風を受けた買いだめが品薄に拍車をかけているという。買い物客は複数の店を回ったり、他の食材で補ったりしてやりくりしている。 「現在

〈海外からから高評価のJA〉なぜなのか?タレント職員から見る長所と短所
2024.09.06

〈海外からから高評価のJA〉なぜなのか?タレント職員から見る長所と短所

 「日本のJAは生産から販売まで農家をサポートしており、すばらしい」「農家がJAに出荷する際、売れるかどうかは分からないのに、本当に販売代金を支払うのか?」――。これらは2024年6月に台湾での技術研修で筆者が日本の状況を説明した際に、海外の研修員から出た驚きの声である。 来日す