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エウロパやエンケラドゥスの生命の可能性は、地表近くで見つかるかも
2024.08.02

エウロパやエンケラドゥスの生命の可能性は、地表近くで見つかるかも

太陽系の天体のなかで地球外生命が生まれる可能性が最も高いと考えられているのが、木星の衛星・エウロパと土星の衛生・エンケラドゥスです。エウロパは大量の酸素が生成されているとされ、エンケラドゥスでは噴出する氷に生命の構成要素であるリンが含まれていることがわかっています。そして、両衛生

「ティラミスの創始者」イタリア菓子職人が死去…このデザートに込められた驚くべき意味
2024.07.30

「ティラミスの創始者」イタリア菓子職人が死去…このデザートに込められた驚くべき意味

イタリアで「ティラミスの父」と呼ばれる ロベルト・リングアノットさんが81歳を一期に世を去った。現地の日刊紙コリエーレ・デラ・セラは28日(現地時間)、リングアノットさんが宿患で死亡したと報じた。ティラミスの起源にはさまざまな説があるが、1970年代ごろ、リングアノットさんがイタ

「何も無いところから宇宙が生まれた」って言うけど、一体どういうこと…第一級の物理学者がわかりやすく解説
2024.07.30

「何も無いところから宇宙が生まれた」って言うけど、一体どういうこと…第一級の物理学者がわかりやすく解説

宇宙はどのように始まったのか……これまで多くの物理学者たちが挑んできた難問だ。火の玉から始まったとするビッグバン理論が有名だが、未だよくわかっていない点も多い。そこで提唱されたのが「インフレーション理論」である。本連載では、インフレーション理論の世界的権威が、そのエ

火星で古代の「生命の存在」を示唆する岩石発見、しかしさらなる研究が必要 NASA
2024.07.27

火星で古代の「生命の存在」を示唆する岩石発見、しかしさらなる研究が必要 NASA

期待をしてもよいが、あまり興奮しすぎないように。火星で発見された岩石が、古代の生命の存在を示唆する特徴を備えていると、NASAが発表した。この岩石は矢じり型で、7月に火星探査車パーサヴィアランスがジェゼロクレーターで発見したものだ。NASAは米国時間7月25日の声明で「この岩石は、数十億年前、

火星で生命の痕跡、数十億年前に微生物が生息していた可能性「大きな驚きだ」
2024.07.26

火星で生命の痕跡、数十億年前に微生物が生息していた可能性「大きな驚きだ」

米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は米国時間7月25日、火星探査車「Perseverance」が数十億年前に微生物が生息していた可能性を示唆する岩石を発見したと発表した。 Perseveranceは火星のジェゼロクレーターで生命の痕跡を探している。今回の岩石は

2万1000年前に人間が存在した証拠!? アルマジロ化石に「食肉解体」の痕跡 南米で発見
2024.07.24

2万1000年前に人間が存在した証拠!? アルマジロ化石に「食肉解体」の痕跡 南米で発見

 アルゼンチンで発見された化石が、従来考えられていたよりもずっと早くから人類(人間)が存在したことを示している可能性があるという説が出てきた。その化石は、約2万1000年前の大型アルマジロの近縁種のもの。2015年にブエノスアイレスで発見され、今回の論文は17日に発表された。 研

日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究
2024.07.24

日本人祖先の「3系統説」、従来の定説に修正迫る ゲノム解析で進化人類学は「人類、日本人の本質」を探究

 「日本人の祖先はどこからやってきたのか」。このロマンに満ちた問いに対しては、祖先は縄文人と大陸から渡来した弥生人が混血したとする「二重構造モデル」が長くほぼ定説となっていた。そこに日本人のゲノム(全遺伝情報)を解析する技術を駆使した研究が盛んになり、最近の、また近年の研究がその説を修正しつつ

レールはどのようにして発明されたのか…16世紀には発明されていたレール
2024.07.24

レールはどのようにして発明されたのか…16世紀には発明されていたレール

乗り鉄、撮り鉄、駅鉄、時刻表鉄など、さまざまな楽しみ方がある「鉄道」追究すればするほど、新たな側面が見えてきて、「鉄道」の魅力には限りがありません。歴史、技術、鉄道の種類、高速鉄道、運用のしくみ……。車両や線路だけでなく、運用のメカニズムまで徹底的に解説した『最新図解 鉄道の科学 車両・線路・

全生命の共通祖先「LUCA」、地球形成からわずか約3億年後に誕生していた? 英国などの研究者らが発表
2024.07.23

全生命の共通祖先「LUCA」、地球形成からわずか約3億年後に誕生していた? 英国などの研究者らが発表

 英ブリストル大学などに所属する研究者らが発表した論文「The nature of the last universal common ancestor and its impact on the early Earth system」は、全生命の共通祖先「LUCA」(Last Univers

喫茶店のモーニング、発祥は? 広島、愛知…諸説あり 後復興、経済成長と共に
2024.07.22

喫茶店のモーニング、発祥は? 広島、愛知…諸説あり 後復興、経済成長と共に

コーヒーにトーストなどがセットになった喫茶店の「モーニング」。どこで、どうして始まったのか。日本コーヒー文化学会によると、発祥は広島市、愛知県一宮市、豊橋市など諸説ある。戦後間もなく、復興や経済成長ただ中の1950年代に各地で始まり、地元の食材も生かし、市民の生活を支えてきた歴史があった。

トンカツが和食なら、カレーやラーメンも和食なのか? その知られざる起源
2024.07.11

トンカツが和食なら、カレーやラーメンも和食なのか? その知られざる起源

外国の友人に、和食をご馳走するなら、何がよいだろうか。多くの人は、スキヤキ・テンプラ・スシなどを思い浮かべるだろう。しかし実をいうと、それらは日本発祥の料理ではないという。では、和食とは何を指すのだろうか。その起源と歴史をたどってみよう(ここでは原田信男『日本料理史』から一部編集のうえ引用する

「えっ、これも相撲がルーツなの?」日常にあふれる「相撲由来の言葉」とは
2024.07.11

「えっ、これも相撲がルーツなの?」日常にあふれる「相撲由来の言葉」とは

 古くから日本で親しまれ、現在まで続いている相撲。日本人に密着してきた国技ゆえに、相撲由来の言葉は身近にあふれている。知らず知らずのうちに使っている、意外な相撲ルーツの言葉とは。※本稿は、内館牧子『大相撲の不思議3』(潮新書)の一部を抜粋・編集したものです。● もともと相撲用語だ

小惑星りゅうぐうに水、証拠発見 砂分析、化学物質計84種も
2024.07.10

小惑星りゅうぐうに水、証拠発見 砂分析、化学物質計84種も

 探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうで採取した砂などの試料を分析し、かつて水に満ちていた証拠を見つけたと、海洋研究開発機構(海洋機構、神奈川県)などのチームが10日付の英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表した。アミノ酸のもとになる「ピルビン酸」など計84種の化学物質を確認。海や生命

小惑星リュウグウ、かつて水に満ちていた はやぶさ2が持ち帰った試料から判明
2024.07.10

小惑星リュウグウ、かつて水に満ちていた はやぶさ2が持ち帰った試料から判明

探査機はやぶさ2が持ち帰った砂状の試料を分析した結果、小惑星リュウグウはかつて水に満ちた天体だったことが分かったと、海洋研究開発機構などの研究チームが10日、発表した。太陽系の最も外側で誕生した当初は、氷や液体の形で水が豊富に存在し、岩石などが混ざった泥のような状態だったとみられる。<

リュウグウに生命の源、アミノ酸の材料も はやぶさ2が持ち帰った砂
2024.07.10

リュウグウに生命の源、アミノ酸の材料も はやぶさ2が持ち帰った砂

 探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから持ち帰った砂に、アミノ酸などの材料となる分子が含まれていたと、海洋研究開発機構(JAMSTEC)などのグループが10日発表した。地球の生命や水が小惑星からもたらされたとする説を補強する成果だという。 グループは、砂を熱水に浸して抽出する

「ベンヌ」のサンプルの初期分析結果が発表  “予想外の発見” も報告
2024.07.07

「ベンヌ」のサンプルの初期分析結果が発表  “予想外の発見” も報告

アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「OSIRIS-REx(オシリス・レックス / オサイリス・レックス)」は、2023年9月末に101955番小惑星「ベンヌ(ベヌー)」のサンプルリターンに成功しました。有機物に富む小惑星のサンプルの分析は、約45億年前に誕生した直後の太陽系の様子や、

ほぼ絶滅したのに星占いはなぜ復活したのか、Z世代も夢中、始まりは古代メソポタミア
2024.07.06

ほぼ絶滅したのに星占いはなぜ復活したのか、Z世代も夢中、始まりは古代メソポタミア

 多くの人が星に安らぎを見いだしており、自分自身の性格の謎を解き明かし、この先に何が待ち受けているかを予見するため、星占いを頼りにしている。星座や星占いは現代的なものに見えるかもしれないが、経験的証拠や科学的厳密性に欠けるという批判にもかかわらず、占星術は数千年にわたって文明を形づくってきた。

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか
2024.07.04

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか

「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」
2024.07.04

じつは、ここ20年ほどで「海のある天体」は、次々と見つかっている…「地球外生命の発見」が、一気に現実味を増した「衝撃的な発見」

「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕

自動車のステアリング……そもそも何で「ハンドル」って言うようになったの?
2024.07.02

自動車のステアリング……そもそも何で「ハンドル」って言うようになったの?

 乗用車、トラック、バス等々……人の手で動かす限り、付いていないとクルマはまっすぐにすら走れない、超重要なポジションを受け持つ部品の一つ、それがハンドルだ。ところであの丸い物体をどうして"ハンドル"と呼ぶのだろうか?文:中山修一写真(特記以外):バスマガジン編集部<