# 探査機

月の土壌サンプルから初めて「水」発見 20年に中国無人探査機が持ち帰る、水分子があった
2024.07.28

月の土壌サンプルから初めて「水」発見 20年に中国無人探査機が持ち帰る、水分子があった

 月の土壌サンプルから初めて「水」が見つかったこと分かった。中国科学院が、このほど2020年の宇宙ミッションで無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」が持ち帰った土壌を検査したところ、水和分子が発見されたことを発表した。 月面の水の存在は数年前から専門家らの間で認められていたものの、実

月の砂を採取へ小型月面探査車を初公開 今冬打ち上げ 宇宙ベンチャーのアイスペース
2024.07.25

月の砂を採取へ小型月面探査車を初公開 今冬打ち上げ 宇宙ベンチャーのアイスペース

日本の宇宙ベンチャー「アイスペース」(東京都中央区)は25日、今冬に米国のロケットで打ち上げる予定の小型月探査車を、ルクセンブルクの同社欧州子会社で初公開した。来年に月面着陸して月の砂を採取し、所有権を米航空宇宙局(NASA)に販売する計画。実現すれば、月における世界初の商取引となる。

月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
2024.07.22

月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性

「まだまだ日本人が知らない 世界のニュース50」2019年4月、イスラエルの月探査機「ベレシート」は民間初の着陸成功を目指したが、高度150メートルでトラブルに見舞われ時速500キロで月面に激突した。問題は炎暑、厳寒、真空、乾燥、放射線とあらゆる過酷な環境に耐え得る「地球最強生物

「資源探査車」「太陽探査機」…韓国モデル、宇宙科学の国際イベントで披露
2024.07.21

「資源探査車」「太陽探査機」…韓国モデル、宇宙科学の国際イベントで披露

【07月21日 KOREA WAVE】韓国宇宙航空庁は15日、宇宙科学分野で世界最大規模の国際イベントである国際宇宙研究委員会(COSPAR)学術総会を釜山(プサン)で開催し、約60カ国の研究者3000人余りが集まった。付帯イベントとして開かれた展示会の片隅には、金色の小型車が走

墜落の海自ヘリ、現場海底で1機発見 水深5000m超、無人探査で
2024.07.20

墜落の海自ヘリ、現場海底で1機発見 水深5000m超、無人探査で

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が衝突し墜落した事故で、防衛省の依頼で現場海域の海底を捜索していた海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の無人探査機「ディープ・トウ」が1機の機体を発見したことが、関係者への取材で判明した。付近にはもう1機とみられるものも見つかっており、特定に向け

海自哨戒ヘリ墜落事故、無人探査機が2機を発見
2024.07.20

海自哨戒ヘリ墜落事故、無人探査機が2機を発見

今年4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が衝突し、墜落した事故で、海底を調査していた無人探査機が事故機2機を発見しました。この事故は今年4月、伊豆諸島沖で海上自衛隊のヘリコプター2機が衝突し、墜落したもので、8人の死亡が確認されています。事故が起きた海域は水深が550

海自墜落ヘリの主要部分発見 水深5千メートル超、無人探査で
2024.07.20

海自墜落ヘリの主要部分発見 水深5千メートル超、無人探査で

 伊豆諸島の鳥島東方海域で4月、海上自衛隊のSH60K哨戒ヘリコプター2機が衝突して墜落し、乗員計8人が死亡した事故で、海洋研究開発機構の無人探査機「ディープ・トウ」による海底捜索の結果、機体の主要部分が見つかっていたことが20日、関係者への取材で分かった。 ディープ・トウはソナ

墜落海自ヘリ、無人探査機の海底捜索で発見
2024.07.20

墜落海自ヘリ、無人探査機の海底捜索で発見

 4月に伊豆諸島鳥島東方海域で起きた海上自衛隊のヘリコプター2機墜落事故で、海洋研究開発機構の無人探査機を使った海底捜索の結果、機体の主要部分が見つかっていたことが20日、関係者への取材で分かった。

小惑星「ベンヌ」の石が日本にやってくる! リュウグウとの比較でわかることとは?
2024.07.17

小惑星「ベンヌ」の石が日本にやってくる! リュウグウとの比較でわかることとは?

太陽系や生命の起源の手がかりがあるかもしれない小惑星「ベンヌ」のサンプル(石や砂などの試料)が、地球にもたらされたのは2023年9月のことだった。2020年に地球を飛び立った、米国航空宇宙局(NASA)の探査機「オサイリス・レックス」が、はるばるベンヌへ赴き、地表に舞い降りてサン

意外に月周回軌道も混雑?–韓国の月探査機、ほかの探査機との「衝突警告」を18カ月間で40件
2024.07.16

意外に月周回軌道も混雑?–韓国の月探査機、ほかの探査機との「衝突警告」を18カ月間で40件

韓国航空宇宙研究院(KARI)の月探査機「タヌリ」(Danuri)が、他の宇宙機との衝突の可能性があるという「レッドアラーム」を過去18カ月間に40件も受け取ったことが報告された。海外メディアのSpaceNewsが報じた。 タヌリは2022年8月に打ち上げられた探査機で、同年12

米下院、NASAに小惑星「アポフィス」探査で民間との連携を要請
2024.07.11

米下院、NASAに小惑星「アポフィス」探査で民間との連携を要請

米連邦議会下院は米国時間7月8日、米航空宇宙局(NASA)に対して産業界と連携した小惑星ミッションと、軌道を周回する宇宙ゴミ(スペースデブリ)調査ミッションの作業を開始するよう指示した。海外メディアのSpaceNewsが報じている。 下院の歳出委員会は、商務・司法・科学(CJS)

小惑星りゅうぐうに水、証拠発見 砂分析、化学物質計84種も
2024.07.10

小惑星りゅうぐうに水、証拠発見 砂分析、化学物質計84種も

 探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうで採取した砂などの試料を分析し、かつて水に満ちていた証拠を見つけたと、海洋研究開発機構(海洋機構、神奈川県)などのチームが10日付の英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表した。アミノ酸のもとになる「ピルビン酸」など計84種の化学物質を確認。海や生命

火星の小さな穴、有人探査の大きな鍵となる可能性 生命存在の期待も
2024.07.08

火星の小さな穴、有人探査の大きな鍵となる可能性 生命存在の期待も

火星の表面にある小さな穴の画像が、ソーシャルメディアで広く拡散されている。この穴は、未来の宇宙飛行士を保護するシェルターとなる可能性だけでなく、先が洞窟に通じていて、その中に地球外生命が存在する可能性も示唆されている。■画像の出所「小さな穴」と題されたこの画像は、2

月探査機SLIM復活せず。必要なデータは取得済みで今後の方針は未定
2024.07.05

月探査機SLIM復活せず。必要なデータは取得済みで今後の方針は未定

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面探査機「SLIM」公式Xアカウントは6月27日、SLIMに対して越夜後の再通信を試みたが、同機からの返信を得られなかったことを明らかにした。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月面探査機「SLIM」公式Xアカウントは6月27日、SLIMに対し

探査機ジュノー、衛星イオの溶岩湖を赤外線で観測
2024.07.04

探査機ジュノー、衛星イオの溶岩湖を赤外線で観測

木星の衛星イオはガニメデやカリストほど大きくはありませんが、火山活動が活発な天体です。NASAの木星探査機ジュノーは昨年、そんな衛星を赤外線観測機器で観測。その時のデータから、イオの溶岩湖と火山活動についてわかったことが論文にまとめられ、先月末に発表されました。イオ

【今日は何の日:7月4日】1967年、東京の港区・千代田区・中央区の最都心部3区を走る道路が完成。東京五輪を目指して首都のインフラ整備が進んだけれど、これは五輪の3年後だった
2024.07.04

【今日は何の日:7月4日】1967年、東京の港区・千代田区・中央区の最都心部3区を走る道路が完成。東京五輪を目指して首都のインフラ整備が進んだけれど、これは五輪の3年後だった

1965(昭和40)年 吉展ちゃん誘拐事件の犯人・小原保を警視庁が逮捕。東京都台東区の建築業者の長男の村越吉展ちゃん(4歳)が63年3月31日に誘拐され、2日後に被害者宅に身代金50万円を要求する電話が入った。被害者の命を守るため、日本で初めて報道協定が結ばれたが、吉展ちゃんは誘拐直後に殺害さ

探査機SLIM、運用終了へ 1月に月着陸、越夜も3回成功
2024.06.27

探査機SLIM、運用終了へ 1月に月着陸、越夜も3回成功

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、1月に月面着陸した探査機「SLIM(スリム)」との通信再開を21~27日に試みたが、電波を確認できなかったと発表した。5月に試みた際も復旧できなかったため「今後も通信できる可能性は低い」としている。想定を超えて約5カ月間に及んだ運用を終える見通し。<

月面探査機SLIM、4度目の復活を断念「今後も可能性は低い」
2024.06.27

月面探査機SLIM、4度目の復活を断念「今後も可能性は低い」

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、1月に月面着陸した月探査機SLIM(スリム)との通信再開を断念したと発表した。約2週間続く零下170度の極寒の夜を生き延びる「越夜」を3回達成してきた。 SLIMに搭載した機器が壊れた可能性があり、JAXAは「今後SLIMと通信できる可

中国の無人探査機「嫦娥6号」、月の裏側サンプル採取を終え帰還
2024.06.26

中国の無人探査機「嫦娥6号」、月の裏側サンプル採取を終え帰還

 人類史上初めて月の裏側からのサンプル採取を終えた中国の無人探査機「嫦娥6号」が、地球に帰還しました。 中国国家宇宙局は、サンプルを収めた「嫦娥6号」のカプセルが、日本時間25日の午後3時すぎに、中国北部にある内モンゴル自治区の指定された場所に着陸しミッションは成功したと発表しま

宇宙資源開発で先行も ハイテク強化狙う 中国月面探査
2024.06.26

宇宙資源開発で先行も ハイテク強化狙う 中国月面探査

 【北京時事】月の裏側で土壌を採取した中国の無人探査機「嫦娥6号」が地球に帰還した。 月の土壌は米国と旧ソ連も採取しているが、裏側からは世界初。中国は得られた知見を国有企業などと共有し、科学技術の振興やハイテク産業の強化につなげる構えだ。宇宙資源開発で先行することを目指す。