# 円安・インフレ

米利下げ、さらに遠のく インフレ根強く 再選目指すバイデン氏にも痛手〔深層探訪〕
2024.06.15

米利下げ、さらに遠のく インフレ根強く 再選目指すバイデン氏にも痛手〔深層探訪〕

 米連邦準備制度理事会(FRB)は12日までの連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を7会合連続で据え置くことを決めた。同時に公表した政策金利見通しでは、年内の利下げ回数を1回と想定。3月時点の3回から減らした。根強いインフレを背景にFRBの利下げ開始はさらに遠のいた。11月の大統領選で再

日米金利差やデジタル赤字だけではない“異常な円安”の「真の原因」
2024.06.15

日米金利差やデジタル赤字だけではない“異常な円安”の「真の原因」

● 市場は注目、日銀6月会合の追加利上げ 金利差だけが円安の要因なのか? 歴史的な円安局面が続くなかで、6月11日、12日のFOMC(米連邦公開市場委員会)とそれに続いて13日から始まる日本銀行の金融政策決定会合に市場の注目が集まっている。 市場の関心はFRB(米連

〔NY外為〕円、157円台半ば(14日)
2024.06.15

〔NY外為〕円、157円台半ば(14日)

 【ニューヨーク時事】週末14日のニューヨーク外国為替市場では、日銀の金融政策決定会合の結果を受けた円売り・ドル買いの流れが継続し、円相場は1ドル=157円台半ばに下落した。午後5時現在は157円40~50銭と、前日同時刻(156円98銭~157円08銭)比42銭の円安・ドル高。

「さらに数カ月」の良好なインフレ指標が必要=米シカゴ連銀総裁
2024.06.15

「さらに数カ月」の良好なインフレ指標が必要=米シカゴ連銀総裁

Ann Saphir[14日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は14日、今週発表された経済指標で5月のインフレが鈍化したことが示され安心感を得たが、それでも金利引き下げの前に「さらに数カ月」は同様のデータを確認したいと述べた。グールズビー総

サマーズ氏、トランプ氏の政策案を批判-「スタグフレーション生む」
2024.06.15

サマーズ氏、トランプ氏の政策案を批判-「スタグフレーション生む」

(ブルームバーグ): サマーズ元米財務長官は14日、トランプ前大統領が打ち出している政策案は米国と世界経済の両方に計り知れないダメージを与えるものだと非難した。ブルームバーグテレビジョンでの発言。所得税収の大部分を関税に置き換えるとするトランプ氏の政策案について、サマーズ氏は「ス

米ミシガン大消費者信頼感、6月速報値は低下 インフレ懸念継続
2024.06.15

米ミシガン大消費者信頼感、6月速報値は低下 インフレ懸念継続

[ワシントン 14日 ロイター] - 米ミシガン大学が14日発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は65.6と、前月の69.1(確報値)から低下した。市場予想の72.0を下回った。消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「物価高への懸念が若干高まり、所得も減少したこ

インフレ緩和は朗報、あと数カ月分のデータ見極めたい=クリーブランド連銀総裁
2024.06.15

インフレ緩和は朗報、あと数カ月分のデータ見極めたい=クリーブランド連銀総裁

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は14日、最近発表された一連のインフレ指標は米経済と連邦準備理事会(FRB)にとって朗報という見解を示した。メスター総裁はCNBCとのインタビューで、年初に想定以上に上昇していたインフレの伸びが

ラガルドECB総裁、平たんではないがディスインフレへの軌道を確信
2024.06.15

ラガルドECB総裁、平たんではないがディスインフレへの軌道を確信

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)はインフレ率を目標の2%へと戻すべく、正しい軌道にあることを確信していると、ラガルド総裁が述べた。その上で今後数カ月間のインフレ動向は平たんではないとの見方を示した。ラガルド氏は訪問先のクロアチアで記者団に対し、インフレに対する確信が先

ECB追加利下げ、慎重でなくてはならない-ポルトガル中銀総裁
2024.06.15

ECB追加利下げ、慎重でなくてはならない-ポルトガル中銀総裁

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)は景気を刺激あるいは抑制しない水準へ金利を引き下げるため慎重でなくてはならないと、政策委員会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁が述べた。当局者は追加利下げの判断には時間をかける姿勢であることが示唆された。センテノ氏は訪問先のクロアチ

メスター総裁、あと数カ月の良好な物価指標が必要-利下げ検討前に
2024.06.14

メスター総裁、あと数カ月の良好な物価指標が必要-利下げ検討前に

(ブルームバーグ): 米クリーブランド連銀のメスター総裁は、インフレ率低下を示す最新のデータを「歓迎すべきニュース」だと評価した上で、利下げを検討する前にあと数カ月は良好なデータを見たいとの考えを明らかにした。同総裁は経済専門局CNBCとのインタビューで「インフレ率が低下し、短期

FRBが利上げする可能性まだある、米国債への弱気維持-PGIM
2024.06.14

FRBが利上げする可能性まだある、米国債への弱気維持-PGIM

(ブルームバーグ): 債券トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を再燃させているが、PGIMフィクスト・インカムは、金融当局が実際には利上げの方向に傾く可能性がまだあるとみて、米国債への弱気を維持している。1兆3400億ドル(約210兆円)相当を運用する同社は、米

ビットコイン現物ETF、2億2600万ドルの資金流出──純流入はブラックロックのみ
2024.06.14

ビットコイン現物ETF、2億2600万ドルの資金流出──純流入はブラックロックのみ

アメリカで上場されているビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)は6月13日、2億2600万ドル(約350億円、1ドル=155円換算)を超える資金流出を記録した。今週は3日目の流出で、4月末に発生した大量引き出しの流れを彷彿とさせるものになった。フィデリティ(Fideli

英国民インフレ予想低下、金利低下「経済に最善」4割=英中銀調査
2024.06.14

英国民インフレ予想低下、金利低下「経済に最善」4割=英中銀調査

[14日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の調査によると、英国民のインフレ期待が先月低下し、金利が低下することが経済にとって最善だと考える割合が、世界金融危機以来最も高くなった。1年後のインフレ率予想は2.8%。2月の3.0%から低下した。金利

Xの検索結果に出てくる「インプレゾンビ」を排除する方法はないの?
2024.06.14

Xの検索結果に出てくる「インプレゾンビ」を排除する方法はないの?

Xに近ごろ出現するようになった「インプレゾンビ」。トレンドに出ていた興味を引くワードで検索すると、同じようなポストが延々と並んでいてへきえきしたことがある人は多いでしょう。「バズ」に乗っかってくるインプレゾンビの狙いは、Xから得られる広告収益と見られます。このインプレゾンビのポス

「日銀に政府との密接な連携、適切が金融政策運営を期待」林官房長官 国債買い入れ減額決定
2024.06.14

「日銀に政府との密接な連携、適切が金融政策運営を期待」林官房長官 国債買い入れ減額決定

日銀が国債の買い入れを減額する方針を決めたことを巡り、林官房長官は14日、「日銀には政府との密接な連携のもと、適切に金融政策運営が行われることを期待している」と述べた。日銀は、マイナス金利解除以降も金利を低く抑えるため国債の買い入れを月6兆円程度で続けているが、金融政策決定会合で

インフレ続くパキスタン イスラム教「犠牲祭」“生け贄”動物価格も高騰
2024.06.14

インフレ続くパキスタン イスラム教「犠牲祭」“生け贄”動物価格も高騰

パキスタンでは深刻なインフレが続いていて、近く始まるイスラム教の「犠牲祭」で生け贄に捧げる動物の値段も高騰しています。市場に並ぶ生きた牛やヤギ、それにラクダ。パキスタンでは、近く行われるイスラム教の祭典「犠牲祭」にこうした動物を生け贄として捧げますが、深刻なインフレの影響でその値

日銀国債買い入れ減額に不確実性、アナリストは一段の円安進行を予想
2024.06.14

日銀国債買い入れ減額に不確実性、アナリストは一段の円安進行を予想

(ブルームバーグ): 日本銀行が国債買い入れの削減計画について詳細を明らかにしなかったことに市場は失望しており、ストラテジストやアナリストらは為替市場で円安がさらに進むと予想している。RBCキャピタルマーケッツは、14日に開かれた日銀金融政策決定会合の結果は市場の予想よりもハト派

企業の半数以上が「円安」をマイナスと回答…全国約5000の企業に円安に関するアンケート調査 小売業、卸売業、農林水産業、運輸業で顕著 
2024.06.14

企業の半数以上が「円安」をマイナスと回答…全国約5000の企業に円安に関するアンケート調査 小売業、卸売業、農林水産業、運輸業で顕著 

東京商工リサーチが中小企業を含む全国およそ5000の企業に円安に関するアンケート調査を行ったところ、5月末の1ドル=156円前後の円安水準が経営に「マイナス」だと回答した企業は54.4%と、半数以上にのぼりました。また、大企業より中小企業のほうがマイナス影響と答えた割合が多く、企

日銀の植田総裁「最近の円安の動きは物価の上振れ要因」 国債購入減額を決定
2024.06.14

日銀の植田総裁「最近の円安の動きは物価の上振れ要因」 国債購入減額を決定

日本銀行の植田和男総裁は14日、国債の購入額を減らす方針などを決めた金融政策決定会合後に記者会見し、「最近の円安の動きは物価の上振れ要因であり、政策運営上、十分に注視している」と述べ、過度に円安が進行した場合、利上げを検討するとの考えを示した。日銀は同日の決定会合で、月間6兆円規

円安進行を「十分注視」と日銀総裁
2024.06.14

円安進行を「十分注視」と日銀総裁

 日銀の植田総裁は、最近の円安進行について「物価の上振れ要因であり、十分注視している」と述べた。