# 円安・インフレ

米FRB 環境整えば9月にも利下げ 8会合連続で金利維持
2024.08.01

米FRB 環境整えば9月にも利下げ 8会合連続で金利維持

【ワシントン=坂本一之】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利の誘導目標を現在の5・25~5・5%で維持することを決めた。金利の据え置きは8会合連続。パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、条件が整えば「

米FOMC声明全文
2024.08.01

米FOMC声明全文

[ワシントン 31日 ロイター] - 最近の指標は、経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している。雇用の伸びは緩やかで、失業率は上昇したが、依然として低い。インフレ率はこの1年で緩和したが、依然やや高止まりしている。ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けさらにい

FRB、金利据え置き 議長「早ければ9月に利下げ検討」
2024.08.01

FRB、金利据え置き 議長「早ければ9月に利下げ検討」

[ワシントン 31日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30─31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%に据え置いた。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、早ければ9月のFOMCで利下げを議論する可能

情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨
2024.08.01

情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨

[31日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30─31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%に据え置いた。声明はインフレについて「2%の目標に向けてさらなる一定の進展があった」とし、早ければ次

FRB議長が利下げを示唆 「最速で9月会合で検討され得る」
2024.08.01

FRB議長が利下げを示唆 「最速で9月会合で検討され得る」

 米連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、政策金利を5・25~5・5%に据え置くと決めた。一方、パウエル議長は記者会見で、早ければ次回9月会合で利下げに踏み切る可能性に言及した。物価上昇(インフレ)抑制と経済への悪影響のバランスを慎重に見極め最終判断する。 金融政策を決める米

インフレ鈍化「ある程度進展」 8会合連続で金利据え置き 米FRB
2024.08.01

インフレ鈍化「ある程度進展」 8会合連続で金利据え置き 米FRB

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を8会合連続で据え置くことを決めた。 声明では、インフレ率が2%目標への低下で「ある程度の進展があった」と言明。前回会合では「小幅な進展」としており、利下げ開始が視野に入りつつあ

FOMC、政策金利据え置き決定-利下げ近づいていることを示唆
2024.08.01

FOMC、政策金利据え置き決定-利下げ近づいていることを示唆

(ブルームバーグ): 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、7月30-31両日に開催した定例会合で、主要政策金利を約20年ぶり高水準で据え置くことを決定した。据え置きは8会合連続。一方、インフレ鈍化と労働市場冷え込みの中で政策金利の引き下げが近づいていることを示唆した。フェデラルフ

米FRB、8会合連続で政策金利据え置き 高まる9月利下げ観測
2024.08.01

米FRB、8会合連続で政策金利据え置き 高まる9月利下げ観測

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は31日、金融政策を決める会合を開き、政策金利の据え置きを決めた。高金利を維持し、インフレ(物価高)抑制を目指す。ただ、インフレ率は少しずつ鈍化しており、市場では次回9月の会合でFRBが利下げに踏み切るとの見方が強まっている。

米雇用コスト、第2四半期0.9%上昇と伸び鈍化 FRBに朗報
2024.08.01

米雇用コスト、第2四半期0.9%上昇と伸び鈍化 FRBに朗報

[ワシントン 31日 ロイター] - 米労働省が31日に発表した第2・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比0.9%上昇した。伸びは前四半期の1.2%から鈍化し、予想の1.0%も下回った。民間部門の賃金上昇の鈍化を背景にインフレが下降傾向にあることが改めて示され、9月の

植田日銀総裁が利上げに積極姿勢、タカ派発信で年内追加観測も浮上
2024.07.31

植田日銀総裁が利上げに積極姿勢、タカ派発信で年内追加観測も浮上

(ブルームバーグ): 日本銀行が追加金利を引き上げた31日の金融政策決定会合後の記者会見で、植田和男総裁は今後数回の利上げにも前向きな姿勢をにじませた。総裁発言をタカ派と受けとめた市場では、早くも年内追加利上げの見方が浮上している。日銀が決定した政策金利の水準は0.25%程度。植

ドラッグストア不振、百貨店好調が示す日本の消費の二極化。インフレで苦しむ一般消費者が、高額消費で百貨店を潤す富裕層のようになるためには?
2024.07.31

ドラッグストア不振、百貨店好調が示す日本の消費の二極化。インフレで苦しむ一般消費者が、高額消費で百貨店を潤す富裕層のようになるためには?

●日本の消費は二極化している。家計の消費支出が全体として伸び悩む中でも、主要百貨店は業績好調 最近、日本の消費が二極化しているというニュースを見ました。 日本全体の家計の消費支出はインフレの影響で伸び悩んでいます。しかし、日本の代表的な百貨店は、そんなインフレ環境下

2024年の為替介入は過去最大15兆円超に 22年の9兆円上回る
2024.07.31

2024年の為替介入は過去最大15兆円超に 22年の9兆円上回る

 財務省は31日、政府・日銀が6~7月に実施した外国為替介入額が総額5兆5348億円だったと発表した。4~5月の9・7兆円とあわせた2024年の円買い・ドル売り介入は15兆円超となり、22年(9・1兆円)を超えて過去最大となっている。 対象期間は6月27日~7月29日の1カ月。介

ユーロ圏物価2.6%上昇 7月、伸び率拡大
2024.07.31

ユーロ圏物価2.6%上昇 7月、伸び率拡大

 【ウィーン共同】欧州連合(EU)統計局が31日発表したユーロ圏20カ国の7月の消費者物価指数(速報値)は、前年同月と比べて2.6%上昇した。エネルギー価格の上昇などが影響し、伸び率は前月から0.1ポイント拡大した。物価上昇圧力が依然として根強いことを示した。 欧州中央銀行(EC

ユーロ圏インフレ率、7月速報2.6% 予想外に加速
2024.07.31

ユーロ圏インフレ率、7月速報2.6% 予想外に加速

[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が31日発表した7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.6%と、6月の2.5%から加速した。市場予想は2.5%だった。ただ、注目度が高いサービス価格の上昇率は4.1%から4.0%に

6月の外国人宿泊者37%増 延べ1319万人、円安影響
2024.07.31

6月の外国人宿泊者37%増 延べ1319万人、円安影響

 観光庁が31日に公表した6月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館に泊まった外国人は前年同月比37.8%増の延べ1319万2960人となり、6月としては過去最多を更新した。円安による訪日客の急増が影響した。 日本人は1.6%減の3719万6180人、外国人を含む

日銀総裁記者会見:円安が追加利上げの主役だったか
2024.07.31

日銀総裁記者会見:円安が追加利上げの主役だったか

日本銀行の植田総裁は4月の決定会合後の記者会見で、円安と金融政策との関係を問われた際、「円安による一時的な輸入物価の上昇(第1の力)が賃金上昇を通じてより持続的な物価上昇になり(第2の力)、2%の物価目標達成の確度を高める。それに応じて政策金利を引き上げることが適切になりえる」と説明していた。

プーチン大統領がロシア国有企業をモスクワから移転させる計画、狙いはアジア経済圏との緊密化か 国際情勢の不安定化も懸念
2024.07.31

プーチン大統領がロシア国有企業をモスクワから移転させる計画、狙いはアジア経済圏との緊密化か 国際情勢の不安定化も懸念

 ロシアの経済情勢について、日米欧メディアがポジティブな情報を伝えるケースは少ない。そのためあまり知られていないかもしれないがここ数年、ロシア経済は予想に反して好調のようだ。 世界銀行が6月11日に発表した最新のデータによれば、ロシアの2022年における実質経済成長率は▲1.2%

「物価が想定通りに推移」と日銀総裁
2024.07.31

「物価が想定通りに推移」と日銀総裁

 日銀の植田総裁は会見で、追加利上げを決めた理由として「物価見通しに沿って推移している」と述べた。円安による物価の上振れリスクも根拠とした。

日銀が追加利上げと国債買い入れ減額計画を同時決定:円安けん制を意識した決定に
2024.07.31

日銀が追加利上げと国債買い入れ減額計画を同時決定:円安けん制を意識した決定に

日本銀行は7月31日の金融政策決定会合で、追加利上げと国債買い入れ減額計画を同時に決定した。国債買い入れ減額計画の発表は、前回6月の会合で既に決めていたことだが、追加利上げの実施については、直前になってその観測がにわかに強まっていた(コラム「日銀が追加利上げ実施か:利上げは続くが2%物価目標達

日銀の追加利上げ決定、0・25%程度にネット「実質賃金もしっかり…」「ついに金利がある日本に…」
2024.07.31

日銀の追加利上げ決定、0・25%程度にネット「実質賃金もしっかり…」「ついに金利がある日本に…」

 日銀は31日の金融政策決定会合で、物価や景気をコントロールするのに使う政策金利の追加引き上げを決めた。政策金利に位置づける無担保コール翌日物金利の誘導目標を0~0・1%程度から0・25%程度にする。 3月のマイナス金利政策の解除に続く利上げで、リーマン・ショック直後の2008年