# デフレ

相次ぐ「賃上げ実施!」は本当か嘘か? 円安で儲けた大企業の「不都合な真実」
2024.06.17

相次ぐ「賃上げ実施!」は本当か嘘か? 円安で儲けた大企業の「不都合な真実」

 2021年からの急激な円安によって、大企業では粗利益が増加し、経常利益も著しく増加した。これは、輸入価格の上昇分を価格に転嫁した上に、輸出が増えたからだ。これに伴う物価高騰もあり、大企業を中心に賃上げ報告が相次いでいる。だが本当に賃上げはなされているのだろうか、分析する。 以下

日本経済はいつまで「コストカット」し続けるのか…岸田財政「骨太方針」の真意
2024.06.15

日本経済はいつまで「コストカット」し続けるのか…岸田財政「骨太方針」の真意

 6月11日夕方、首相官邸で開かれた経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)で「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024」の原案が発表された。 内閣府の木村聡政策統括官が原案取りまとめの仕切り役で、同諮問会議18時15分終了予定までのエンバーゴ付きで用意した「経済財政運営

アングル:中国で安売り店が躍進、近づく「日本型デフレ」の足音
2024.06.15

アングル:中国で安売り店が躍進、近づく「日本型デフレ」の足音

Casey Hall[上海 11日 ロイター] - 中国では一部の小売業者が低価格を売りに積極的にシェアを拡大し、大きな利益を手にしている。しかし、こうした経営戦略が厳しい価格競争を一段と激化させており、中国が慢性的なデフレに陥るのではないかとの懸念が高まっている。

需給ギャップ、1~3月期はマイナス1・0%…年6兆円程度の需要不足
2024.06.15

需給ギャップ、1~3月期はマイナス1・0%…年6兆円程度の需要不足

 内閣府は14日、日本経済の需要と供給能力の差を示す国内総生産(GDP)の「需給ギャップ」が、2024年1~3月期はマイナス1・0%だったとの推計を公表した。金額に換算すると、年6兆円程度の需要が不足していることになる。 内閣府はGDPの速報値、改定値が公表されるたびに需給ギャッ

生活保護減額は違法、厚労相の判断に「過誤、欠落」 東京地裁判決
2024.06.13

生活保護減額は違法、厚労相の判断に「過誤、欠落」 東京地裁判決

 国が2013~15年に生活保護基準額を最大10%引き下げたのは、生存権を保障した憲法25条に反するなどとして、受給者らが国や自治体を相手に、減額決定の取り消しなどを求めた訴訟で、東京地裁(篠田賢治裁判長)は13日、「厚生労働相の判断には過誤、欠落がある」として受給者15人の減額決定を取り消す

政府、“賃上げ定着”など「骨太の方針」の原案公表
2024.06.12

政府、“賃上げ定着”など「骨太の方針」の原案公表

 政府は11日、経済財政運営の基本となる「骨太の方針」の原案を公表し、「デフレからの完全脱却」に向け、賃上げを定着させるなどと明記しました。「来年以降、物価上昇を上回る賃上げを定着させてまいります」(岸田総理大臣) 原案では、賃上げの流れを中小企業などでも実現し、最

12日の朝刊(都内最終版)☆1
2024.06.12

12日の朝刊(都内最終版)☆1

【1面トップ】〔朝日〕家電の寵児 崩れた成長論 頼みの海外製造コスト急騰 〔連載 超円安時代〕〔毎日〕「デフレ完全脱却へ」 賃上げ定着後押し 骨太原案〔読売〕心移植断念6人今も待機 専門学会調べ 昨年の16件中 腎・膵臓も調査検討〔日経〕

【図解】財政黒字化、従来目標を維持=迫る期限、新方針示せず―骨太原案
2024.06.12

【図解】財政黒字化、従来目標を維持=迫る期限、新方針示せず―骨太原案

 政府が11日に示した「骨太の方針」原案では、国と地方の基礎的財政収支(PB)を2025年度に黒字化する従来の財政健全化目標を3年ぶりに明示する一方、デフレ完全脱却に向けて経済再生の重要性も強調した。

政府、骨太の方針原案を公表 「デフレ完全脱却、歴史的チャンス」
2024.06.11

政府、骨太の方針原案を公表 「デフレ完全脱却、歴史的チャンス」

 政府は11日、経済財政諮問会議を開き、今後の経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の原案を公表した。33年ぶりの高水準の賃上げの実現や、好調な企業の設備投資などを踏まえ「デフレから完全に脱却し、成長型の経済を実現させる千載一遇の歴史的チャンス」とした。デフレから完全脱却した上で「日本経済を成

なぜ「給付金」ではなく「定額減税」なのか…給与明細に記載させるほど減税を強調する岸田首相が「隠したいもの」
2024.06.10

なぜ「給付金」ではなく「定額減税」なのか…給与明細に記載させるほど減税を強調する岸田首相が「隠したいもの」

■「減税」にこだわった岸田首相 「定額減税」が6月から始まった。納税者本人と家族一人ひとりに4万円(国税3万円、地方税1万円)が2024年の税金から控除される。夫婦と子ども2人の4人家族ならば16万円というわけだ。 だが、この定額減税、仕組みは複雑で、2024年の所

「新しい資本主義」改定案 価格転嫁の推進やアニメなどコンテンツ産業の活性化戦略など盛り込まれる
2024.06.07

「新しい資本主義」改定案 価格転嫁の推進やアニメなどコンテンツ産業の活性化戦略など盛り込まれる

岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の実行計画の改訂案がまとまり、中小企業をめぐる価格転嫁の推進やアニメなどのコンテンツ産業の活性化戦略などが盛り込まれました。岸田総理「来年以降に物価上昇上回る賃上げを定着させるべく、政府を挙げて取り組みを強化する」政府

政府が新資本主義実行計画の改定案発表、中小賃上げ定着 価格転嫁徹底、下請法改正も検討
2024.06.07

政府が新資本主義実行計画の改定案発表、中小賃上げ定着 価格転嫁徹底、下請法改正も検討

政府は7日、経済の好循環を目指す岸田文雄政権の成長戦略「新しい資本主義」実行計画の改定案を発表した。賃上げを中小企業まで定着させるほか労働市場改革を加速し、デフレからの完全脱却を実現させる。6月下旬の閣議決定を目指す。「社会的課題解決と経済成長の二兎の実現を引き続き掲げ、物価高を

中小企業賃上げに注力 デフレ脱却「道半ば」 新資本主義で計画改定案
2024.06.07

中小企業賃上げに注力 デフレ脱却「道半ば」 新資本主義で計画改定案

 政府は7日、新しい資本主義実現会議(議長・岸田文雄首相)を首相官邸で開き、6月中にも閣議決定する実行計画の改定案を議論した。 改定案は足元の経済について「デフレ脱却への道は、いまだ道半ば」と指摘。物価上昇を上回る持続的な賃上げには中小・小規模企業の賃上げ定着が必要として、価格転

「骨太の方針」原案“デフレ完全脱却”目指す 労働市場改革や省人化投資など
2024.06.05

「骨太の方針」原案“デフレ完全脱却”目指す 労働市場改革や省人化投資など

賃上げ定着などの施策が盛り込まれた政府の経済財政運営の基本指針である「骨太の方針」の原案が示された。岸田首相は「人口減少、少子化が進む中でも豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会を構築していかなければなりません」と述べました。政府が4日に行われた経済財政諮問会議

「物価上昇上回る賃上げ定着させる」 政府「骨太の方針」の骨子案示す
2024.06.05

「物価上昇上回る賃上げ定着させる」 政府「骨太の方針」の骨子案示す

政府は経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の指針、いわゆる「骨太の方針」の骨子案を示しました。デフレの完全脱却に向け、物価上昇を上回る賃上げの定着を目指すとしています。岸田総理「新たなステージへの移行に向けては、30年ぶりの高水準の賃上げ、史上最高水準の設備投資。こ

政府が「骨太の方針」案を提示 所得増加や賃上げ、投資拡大でデフレからの完全脱却目指す
2024.06.04

政府が「骨太の方針」案を提示 所得増加や賃上げ、投資拡大でデフレからの完全脱却目指す

政府は4日の経済財政諮問会議で、令和7年度予算編成などに向けた経済財政運営の指針「骨太の方針」の骨子案を示した。所得増加や賃上げ、投資拡大を通じて、デフレから完全脱却し、「新たな経済ステージへの移行」を目指す。政府や与党でさらに議論を深めた上で、6月中に閣議決定する見通しだ。この

定額減税、官邸ホームページやXでもアピール開始…岸田首相周辺は「効果は夏以降に表れる」と自信
2024.06.02

定額減税、官邸ホームページやXでもアピール開始…岸田首相周辺は「効果は夏以降に表れる」と自信

 岸田政権は、6月からの所得税と住民税の定額減税による政権浮揚効果を注視している。個人消費を上向かせ、「デフレからの完全脱却」につなげる狙いがあるが、期待通りの効果を得られるかは見通せない。低迷する内閣支持率への影響は、今後の衆院解散や自民党総裁選の戦略にも直結しそうだ。 岸田首

【毎日書評】同じ1ドル=150円なのに、円安だ円高だと変わるわけは?池上彰さんがまるっと解説
2024.06.01

【毎日書評】同じ1ドル=150円なのに、円安だ円高だと変わるわけは?池上彰さんがまるっと解説

このところ円安が進んだかと思うと、急に少し円高になったりと、大きな変化が起きています。株価も上がりました。日経平均株価が大きく上昇し、「バブル崩壊以来の高値」と言われるようになっています。これまで日本経済はデフレが続き、「失われた30年」などとも言われましたが、どうやらやっとデフ

「これまでと違う」日銀・内田副総裁がデフレの原因解消に自信を示した理由
2024.06.01

「これまでと違う」日銀・内田副総裁がデフレの原因解消に自信を示した理由

 日銀の追加利上げに注目が集まる中、日銀の内真一副総裁が講演でデフレ終焉の見通しについて語りました。これをどう受け止めたらいいのか。第一生命経済研究所・藤代宏一主席エコノミストに寄稿してもらいました。 5月27日に内田副総裁が講演を実施しました。当面の金融政策に関する示唆は含まれ

フィフィ「値上げに慣れろ!」 実母来日→駆け込む店明かす「あの価格で」外国人もビックリの日本
2024.06.01

フィフィ「値上げに慣れろ!」 実母来日→駆け込む店明かす「あの価格で」外国人もビックリの日本

 タレントのフィフィが1日、カンテレ(関西テレビ)で放送された「ドっとコネクト」に生出演。値上げラッシュについて「慣れろ!」と提言した。 「これ出すと嫌われるかもしれないけど…」と断った上で、「値上げになれろ!!」と書いたフリップを提示したフィフィ。「日本て、全部安すぎるんですよ