# 生物保護

絶滅危惧種カンムリウミスズメ 47年ぶりに五島・男女群島で確認 繁殖地維持の可能性 長崎 
2024.09.06

絶滅危惧種カンムリウミスズメ 47年ぶりに五島・男女群島で確認 繁殖地維持の可能性 長崎 

 環境保護に取り組むNPO法人「ナチュラル・リソース・ダメージ・アセスメント・オブ・アジア(NRDAアジア)」(長崎市)は、国の天然記念物に指定されている海鳥カンムリウミスズメを長崎県五島市の男女群島・ハナグリ島で47年ぶりに確認したと発表した。 3日に発表。同法人によるとカンム

“ロシアのスパイ”の可能性があるシロイルカ、ノルウェー沖で死ぬ
2024.09.03

“ロシアのスパイ”の可能性があるシロイルカ、ノルウェー沖で死ぬ

 ノルウェー沖で「ロシアのスパイ」として訓練された可能性があるシロイルカが死んでいるのが見つかりました。 ノルウェーの海洋生物の保護団体「マリン・マインド」は1日、ノルウェー沖で水面に浮いていたシロイルカの死骸を回収したと発表しました。 このシロイルカは2019年に

“ロシアのスパイ”シロイルカが死ぬ ノルウェー沖で発見
2024.09.02

“ロシアのスパイ”シロイルカが死ぬ ノルウェー沖で発見

ノルウェー沖で「ロシアのスパイ」として訓練された可能性があるシロイルカが死んでいるのが見つかりました。 ノルウェーの海洋生物の保護団体「マリン・マインド」は1日、ノルウェー沖で水面に浮いていたシロイルカの死骸を回収したと発表しました。 このシロイルカは2019年にノ

驚きの写真が目白押し、野生生物写真コンテスト 今年の優秀作品を紹介
2024.08.30

驚きの写真が目白押し、野生生物写真コンテスト 今年の優秀作品を紹介

(CNN) 眠たげなアザラシ、「舞い踊る」オコジョ、カイマンにとって致命的となったジャガーとの遭遇。これらの写真は、今年の野生生物写真家コンテストで高く評価された作品の一部だ。60回目を迎えるコンテストには過去最高の5万9228点の応募があった。あらゆる年齢、経験、レベルの写真家

「大幅資源回復の見込み」でも山積するクロマグロ管理の課題、変わらぬ不正・隠ぺい体質でマグロが食卓からなくなる
2024.08.28

「大幅資源回復の見込み」でも山積するクロマグロ管理の課題、変わらぬ不正・隠ぺい体質でマグロが食卓からなくなる

 ―― クロマグロがより身近に ―― そんなニュースが今年の夏のニュースを飾った。太平洋クロマグロの国際的な管理を話し合うため7月に北海道・釧路で開かれていた「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)・全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)合同作業部会」および「WPCFC北小委員会」で、太平洋ク

「2歳以下の子供マグロを食べまくっている…」日本人が知らないヤバい実態
2024.08.24

「2歳以下の子供マグロを食べまくっている…」日本人が知らないヤバい実態

 7月に北海道釧路市で、太平洋クロマグロの資源管理に関する国際会議が開催されました。国際的な圧力により厳格な資源管理が行われ、徐々にですが資源は回復してきています。 2024年11月~12月に開催される「WCPFC(中西部太平洋マグロ類委員会)」で正式に決定される予定ですが、20

一度は絶滅したと思われた「オニバス」 工事によって目覚め復活 埼玉唯一の自生地・加須 赤紫色の花を咲かせる 24日には自生地でフェスタ開催も
2024.08.12

一度は絶滅したと思われた「オニバス」 工事によって目覚め復活 埼玉唯一の自生地・加須 赤紫色の花を咲かせる 24日には自生地でフェスタ開催も

 埼玉県加須市飯積の県内唯一のオニバス自生地で、オニバスが赤紫色の花を咲かせている。オニバスはスイレン科の一年草。同市指定天然記念物になっている。24日には自生地で午前7時から同11時半までオニバスフェスタが開かれる。 オニバスは、県のレッドデータブックで絶滅危惧ⅠA類に分類され

その貝、採っても大丈夫? 違法と知らず「密漁」、「ちょっとだけなら…」に厳しい罰則 海のルールをおさらい
2024.08.11

その貝、採っても大丈夫? 違法と知らず「密漁」、「ちょっとだけなら…」に厳しい罰則 海のルールをおさらい

 暑くなり、海水浴に行く人も多いはず。気を付けたいのが、アワビやサザエなどを気軽な気持ちで採る「レジャー密漁」だ。水産資源と漁業者の権利を守るため、密漁に対する罰則が強化されている。「ちょっとだけなら…」と魚介類を採ると、多額の罰金が科される恐れがある。遊漁者の摘発が相次いでおり、海辺に出かけ

社説:シカの食害 災害招く山の異変に注意を
2024.08.05

社説:シカの食害 災害招く山の異変に注意を

 集落を襲った土砂崩れの発生主因は、シカによる食害だった可能性が指摘されている。 滋賀県最高峰の伊吹山のふもとで先月、同じ地区に3度にわたって土砂が押し寄せる被害があった。1度目は4世帯に土砂が流入し、地元の米原市は警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令した。2度目と3度目は、住民

東南アジアから消えゆく野生のトラ、タイの保護活動に希望
2024.08.04

東南アジアから消えゆく野生のトラ、タイの保護活動に希望

(CNN) タイ西部の広大な森林地帯で、深刻な絶滅の危機に瀕しているトラの個体数が回復している。トラの個体数回復が確認された西部森林地帯(WEFCOM)は、11の国立公園と6の自然保護区をまたいで1万8000平方キロメートルの森林が連なる。同地帯に生息するトラの個体数は、2007

野生生物の持ち出し60件 シロアゴガエル侵入警戒 奄美大島
2024.08.03

野生生物の持ち出し60件 シロアゴガエル侵入警戒 奄美大島

 奄美群島希少野生生物保護対策協議会(会長・川瀨翼県自然保護課長)の奄美大島地区の2024年度会合が2日、鹿児島県の奄美市役所であった。環境省、県、島内5市町村などから約40人が出席。規制対象外の野生生物の島外持ち出しが23年度に60件あったことや、徳之島で生息地の拡大が問題となっている特定外

「ナガスクジラ」50年ぶりの捕獲 商業捕鯨が前進
2024.08.02

「ナガスクジラ」50年ぶりの捕獲 商業捕鯨が前進

民間捕鯨会社の「共同船舶」は2日、商業捕鯨として50年ぶりにナガスクジラを捕獲したと発表しました。ナガスクジラは、体長19.6メートル、体重55トン以上(推定)のオスで、8月1日午後、岩手県沖のEEZ=排他的経済水域で捕獲されました。使われた船は、73年ぶりに国産の

避難のペンギンたち戻る 地震から半年、「のとじま水族館」営業再開
2024.07.20

避難のペンギンたち戻る 地震から半年、「のとじま水族館」営業再開

 1月の能登半島地震の影響で休館していた「のとじま水族館」(石川県七尾市)が20日、損傷した配管などの復旧工事が一部で完了したとして、約半年ぶりに営業を再開した。能登半島の人気観光地に、久々に親子連れの笑顔と歓声が戻った。 同館は約400種2万2000個体を飼育していたが、元日に

青島海水浴場にウミガメが産卵
2024.07.18

青島海水浴場にウミガメが産卵

 ◎…宮崎市・青島海水浴場の青島神社参道に近い砂浜2カ所で、アカウミガメが産卵。青島ビーチセンター「渚の交番」が場所を示す看板を立て、見守るよう呼びかけている=写真。 ◎…同センターによると、ウミガメの産卵にはごみが散らかっていない環境などが必要で、青島では近隣の「こどものくに」

【解説】クロマグロ漁獲量アップ決定へ 大幅な増枠には至らずも…漁獲枠“1.5倍”でお手頃価格になる可能性も
2024.07.17

【解説】クロマグロ漁獲量アップ決定へ 大幅な増枠には至らずも…漁獲枠“1.5倍”でお手頃価格になる可能性も

「マグロの王様」とも呼ばれるクロマグロの日本の漁獲枠が2025年以降、増枠されることが国際会議で合意された。日本が提案する大幅な増枠には至らなかったが、今回の増枠でマグロの価格が下がる可能性があるという。北海道・釧路市で7日間にわたって行われた国際会議で、「マグロの

クロマグロ国際会議が最終日 日本の漁獲枠獲得が焦点、北海道
2024.07.16

クロマグロ国際会議が最終日 日本の漁獲枠獲得が焦点、北海道

 太平洋クロマグロの資源管理を話し合う中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会などの国際会議は16日、最終日を迎えた。資源量の回復傾向を受け、2025年以降の漁獲枠拡大で合意できるかどうかが焦点。日本は大型魚の漁獲枠で2.31倍、小型魚で30%増を提案しており、最大限の増枠獲得を目指

渡り鳥アジサシ、繁殖順調 鳥獣保護区の屋我地島の岩礁 「地元の宝として守れるようにしたい」沖縄・名護市
2024.07.16

渡り鳥アジサシ、繁殖順調 鳥獣保護区の屋我地島の岩礁 「地元の宝として守れるようにしたい」沖縄・名護市

 【名護】環境省は5日、国指定の鳥獣保護区になっている名護市屋我地島周辺で、繁殖期を迎えた渡り鳥ベニアジサシとエリグロアジサシの飛来状況を調査した。ひなの生育や営巣状況を調べたほか、繁殖場を保全するため人の立ち入りを制限するロープも設置した。 調査では、営巣する岩礁やいけすなど約

県外からウミガメ調査 一般市民がボランティア、和歌山県みなべ町の上陸産卵地で
2024.07.13

県外からウミガメ調査 一般市民がボランティア、和歌山県みなべ町の上陸産卵地で

 一般市民が環境ボランティアに参加する機会をつくっているNPO「アースウォッチ・ジャパン」(東京都文京区)の事業で、和歌山県外などからの一般ボランティアが11日から13日までの日程で、みなべ町の千里の浜や岩代の浜でアカウミガメの上陸・産卵調査に参加している。21~23日にも別のチームが訪れる予

スカボロー礁周辺の環境良好と中国、フィリピンの懸念退ける
2024.07.10

スカボロー礁周辺の環境良好と中国、フィリピンの懸念退ける

[北京 10日 ロイター] - 中国の国営新華社通信は10日、同国が実効支配する南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の周辺は健全なサンゴ礁を持つ優れた海域と判断されたと報じた。さまざまな政府機関や学術研究センターなどによる評価で、スカボロー礁の周辺は重金属や炭化水素、

バンクーバー島でラッコの赤ちゃん保護 水族館が24時間体制で世話
2024.06.25

バンクーバー島でラッコの赤ちゃん保護 水族館が24時間体制で世話

 バンクーバー島のトフィーノで民間人が見つけたラッコの赤ちゃんをバンクーバー水族館海洋生物保護センター(VAMMR)が保護した。同館が6月19日、発表した。(バンクーバー経済新聞) 保護したのは生後数週間と見られる雌の赤ちゃん。海洋漁業省の要請があり、同館施設内で獣医師による診察