「ナガスクジラ」50年ぶりの捕獲 商業捕鯨が前進

AI要約

民間捕鯨会社の「共同船舶」が50年ぶりにナガスクジラを捕獲したことを発表しました。

捕獲されたナガスクジラは、体長19.6メートル、体重55トン以上で、国産の捕鯨母船「関鯨丸」が使用されました。

日本がIWCを脱退してから初めて新たな捕鯨対象を追加し、捕獲できるクジラは計4種類となっています。

民間捕鯨会社の「共同船舶」は2日、商業捕鯨として50年ぶりにナガスクジラを捕獲したと発表しました。

ナガスクジラは、体長19.6メートル、体重55トン以上(推定)のオスで、8月1日午後、岩手県沖のEEZ=排他的経済水域で捕獲されました。

使われた船は、73年ぶりに国産の捕鯨母船としてつくられた「関鯨丸」です。

捕鯨をめぐっては、水産庁が7月31日、新たにナガスクジラを商業捕鯨対象に追加することを正式決定していました。

日本が2019年にIWC=国際捕鯨委員会を脱退してから、新たな捕鯨対象を追加するのは初めてで、捕獲できるクジラは計4種類となっています。

坂本農水大臣は2日の記者会見で、鯨肉の消費について「消費の需要喚起も含め、消費計画を計画的に行ってまいりたい」と述べています。