# 源氏物語

藤原道長のパワハラや追い込みで死亡? ストレスで病に伏せった平安の天皇や貴族たち
2024.06.30

藤原道長のパワハラや追い込みで死亡? ストレスで病に伏せった平安の天皇や貴族たち

 大河ドラマ『光る君へ』で注目されている『源氏物語』。藤原道長は光源氏のモデルとされ、“平安時代最高の権力者”とまで言われるほどの全盛期を築き上げた。しかし、その歴史の裏には道長の被害者も……。平安文学研究者・山本淳子氏の著書『平安人の心で「源氏物語」を読む』(朝日選書)から一部を抜粋、再編集

紫式部が思わずマネした清少納言の革命的な風景描写…だから「枕草子」は1000年も残る傑作になった
2024.06.30

紫式部が思わずマネした清少納言の革命的な風景描写…だから「枕草子」は1000年も残る傑作になった

枕草子の作者、清少納言はどんな人物だったのか。埼玉大学名誉教授の山口仲美さんは「自然風景を描写する能力が突出していた。ライバルである紫式部も思わず清少納言の文章をマネするほどだった」という――。(第2回) ※本稿は、山口仲美『千年たっても変わらない人間の本質 日本古典に学ぶ知恵と

定子の面子崩す「道長の策略」まさかの人物の憤慨 道長と近しい人も、数々の行いに苦言を呈した
2024.06.30

定子の面子崩す「道長の策略」まさかの人物の憤慨 道長と近しい人も、数々の行いに苦言を呈した

NHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートして、平安時代にスポットライトがあたることになりそうだ。世界最古の長編物語の一つである『源氏物語』の作者として知られる、紫式部。誰もがその名を知りながらも、どんな人生を送ったかは意外と知られていない。紫式部が『源氏物語』を書くきっかけをつくったのが、藤原道

時空超え世界が響きかわす創作的翻訳―毬矢 まりえ『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』沼野 充義による書評
2024.06.30

時空超え世界が響きかわす創作的翻訳―毬矢 まりえ『レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳「源氏物語」』沼野 充義による書評

◆時空超え世界が響きかわす創作的翻訳書名の「レディ・ムラサキ」は紫式部のこと。つまり本書は『源氏物語』をめぐる本なのだが、あまたある源氏関係書の中でも類書がまったくないほどユニークで、しかも魅力的な『源氏物語』への招待である。予備知識がなくても楽しめる平易な書き方になっているが、

ロバート秋山竜次 大河ドラマ「光る君へ」出演俳優で秋山だけができたこととは…「僕だけが始まりから」
2024.06.29

ロバート秋山竜次 大河ドラマ「光る君へ」出演俳優で秋山だけができたこととは…「僕だけが始まりから」

 お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次(45)が29日放送のNHK・Eテレ「沼にハマってきいてみた」(土曜後8・00)に出演し、出演中の大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)の撮影での裏話を明かした。 大河ドラマ初出演で、藤原小野宮流の当主・藤原実資役を演じる秋山。セリフにある聞

NHK大河「光る君へ」まひろ、ついに人妻に 都には天変地異が相次ぎ…第26回みどころ
2024.06.29

NHK大河「光る君へ」まひろ、ついに人妻に 都には天変地異が相次ぎ…第26回みどころ

 女優の吉高由里子が主演するNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の第26回「いけにえの姫」が30日に放送される。 大石静氏が脚本を手がけるオリジナル作品。大河ドラマではきわめて珍しい平安時代の貴族社会を舞台に、1000年の時を超えるベストセラー「源氏物語」の作者・紫式部/

鈴木鎮一ら演奏「源氏物語」 大河ドラマで注目なるか 長野県松本市
2024.06.29

鈴木鎮一ら演奏「源氏物語」 大河ドラマで注目なるか 長野県松本市

 音楽教育スズキ・メソード創始者の鈴木鎮一と、その兄弟による弦楽四重奏の演奏を録音したCD「鈴木クワルテットの遺産」の中に、組曲「源氏物語」がある。鈴木鎮一の弟でチェロ奏者の二三雄が、昭和5(1930)年ころに作曲した。NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送で紫式部と源氏物語の関心が高まっており、

本郷和人『光る君へ』栄光を取り戻すために『枕草子』を使うことを思いついた伊周。なぜ貴族にとって「春はあけぼの」が最高かと言えば、もちろん男女の…
2024.06.26

本郷和人『光る君へ』栄光を取り戻すために『枕草子』を使うことを思いついた伊周。なぜ貴族にとって「春はあけぼの」が最高かと言えば、もちろん男女の…

大石静さんが脚本を手掛け、『源氏物語』の作者・紫式部(演:吉高由里子さん)の生涯を描くNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合、日曜午後8時ほか)。第25話は「決意」。越前の紙の美しさに心躍らせるまひろ。その頃、まひろのもとには宣孝(佐々木蔵之介さん)から恋文がマメに届いていて――といった話が展開し

「千年古びない浮気描写」の妙を角田光代と語る 源氏物語の新訳に挑んだ5年がもたらしたもの
2024.06.25

「千年古びない浮気描写」の妙を角田光代と語る 源氏物語の新訳に挑んだ5年がもたらしたもの

NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部。彼女が書いた『源氏物語』は、光源氏が女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵を描いている。『対岸の彼女』で直木賞受賞、『八日目の蟬』などヒット作を多数持つ作家・角田光代氏は、54帖から

“光る君”とも呼ばれる美男のヒモニート生活。「短歌ツイート」など、タイムスリップ平安貴族の現代での生活を描く『いいね!光源氏くん』【書評】
2024.06.23

“光る君”とも呼ばれる美男のヒモニート生活。「短歌ツイート」など、タイムスリップ平安貴族の現代での生活を描く『いいね!光源氏くん』【書評】

 2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』は源氏物語を書いた紫式部が主人公だ。ご存じの通り、平安時代に執筆された作品でありながら今もなお、多くの読者を魅了する源氏物語。2024年はドラマの影響もあり再注目されることだろう。そこで既に源氏物語を知っているという方に読んでいただきたいのが『いいね!

源氏物語を解説したマンガが「発売23年で異例の40刷」一体、何がスゴいのか? 著者に聞いた制作秘話
2024.06.23

源氏物語を解説したマンガが「発売23年で異例の40刷」一体、何がスゴいのか? 著者に聞いた制作秘話

 大河ドラマ「光る君へ」は越後編となり、そろそろ「源氏物語」執筆開始も近いのではと、ファンの期待も高まっている。書店には、あいかわらず「源氏」「紫式部」「平安」解説書がならび、ちょっとした“源氏特需”の様相を呈しているようだ。 そのなかで、別格の貫禄で鎮座するのは、やはり“源氏マ

「光る君へ」式部ゆかりの石山寺門前、雨にも暑さにも負けず…旭堂南風さんの講談300回超える
2024.06.23

「光る君へ」式部ゆかりの石山寺門前、雨にも暑さにも負けず…旭堂南風さんの講談300回超える

 紫式部が主人公のNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせ、式部ゆかりの大津市の石山寺門前で、「源氏物語」などをテーマに自作の講談を演じている講談師旭堂南風さん(54)の高座が19日、300回を超えた。目標は年内600回で、「少し見えてきたゴールに向かい頑張り続けたい」と気合を入れ直している

「光る君へ」柄本佑 秋山竜次ラジオに“一般投稿”していた!宇治から公開生放送「土スタ」倍率20倍
2024.06.22

「光る君へ」柄本佑 秋山竜次ラジオに“一般投稿”していた!宇治から公開生放送「土スタ」倍率20倍

 NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)で主人公・まひろ役を演じる女優の吉高由里子(35)と藤原道長役を演じる俳優の柄本佑(37)が22日、同局「土スタ」(土曜後1・50)に生出演した。「源氏物語」に縁の深い京都府宇治市の宇治市文化センターから公開生放送。観覧倍率は約20倍となった。<

『光る君へ』藤原宣孝は紫式部が越前に行く前から猛アプローチしていた?結婚を決断するまでの「和歌のやりとり」
2024.06.22

『光る君へ』藤原宣孝は紫式部が越前に行く前から猛アプローチしていた?結婚を決断するまでの「和歌のやりとり」

 『源氏物語』の作者、紫式部を主人公にした『光る君へ』。NHK大河ドラマでは、初めて平安中期の貴族社会を舞台に選び、注目されている。第24回「忘れえぬ人」では、一条天皇が、出家した中宮の藤原定子への気持ちをもはや抑えられなくなり、周囲は困惑。一方、越前では、藤原宣孝からの思わぬ求愛に戸惑うまひ

『光る君へ』紫式部の後半生、夫の死後『源氏物語』を書き始める、道長の娘・彰子への出仕、道長との関係は?
2024.06.17

『光る君へ』紫式部の後半生、夫の死後『源氏物語』を書き始める、道長の娘・彰子への出仕、道長との関係は?

 今回は、紫式部の後半生を取り上げたい。 文=鷹橋 忍 ■ 夫の急死 長徳4年(998)に、紫式部は佐々木蔵之介が演じる藤原宣孝と結婚した。 長保元年(999)、もしくは長保2年(1000)には、賢子という女子を授かったが、長保3年(10

「光る君へ」宣孝(佐々木蔵之介)、まひろ(吉高由里子)への“悶絶級”プロポーズが話題「大人の余裕たっぷり」「包容力すごい」
2024.06.17

「光る君へ」宣孝(佐々木蔵之介)、まひろ(吉高由里子)への“悶絶級”プロポーズが話題「大人の余裕たっぷり」「包容力すごい」

【モデルプレス=2024/06/17】女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎週日曜午後0時15分~)の第24話が16日に放送された。佐々木蔵之介演じる藤原宣孝のプロポーズに反響が寄せられて

荒れ邸から二条院へ、突如始まった少女の新生活 「源氏物語」を角田光代の現代訳で読む・若紫⑩
2024.06.16

荒れ邸から二条院へ、突如始まった少女の新生活 「源氏物語」を角田光代の現代訳で読む・若紫⑩

輝く皇子は、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。NHK大河ドラマ「光る君へ」で主人公として描かれている紫式部。彼女によって書かれた54帖から成る世界最古の長篇小説『源氏物語』は、光源氏が女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会

【光る君へ 第24話】まひろ、宣孝の求婚&周明の誘いに揺れる
2024.06.16

【光る君へ 第24話】まひろ、宣孝の求婚&周明の誘いに揺れる

【モデルプレス=2024/06/16】女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎週日曜午後0時15分~)の第24話が、16日に放送される。◆吉高由里子主演大河ドラマ「光る君へ」<

まひろと周明のたわいもない会話に秘された深い深い平安ファッション事情【光る君へ 満喫リポート】まひろと周明編
2024.06.15

まひろと周明のたわいもない会話に秘された深い深い平安ファッション事情【光る君へ 満喫リポート】まひろと周明編

ライターI(以下I):まひろ(演・吉高由里子)が越前で出会った周明(演・松下洸平)との関係を深め、「もっと宋の話を聞かせてほしい」とねだり、何か書物はないかと聞きます。周明は「書物のことは知らない」としつつ、「陶磁器、香木、くすり、織物、酒に食べ物、貂(テン)の毛皮もある」とまひろに教えてくれ

「光る君へ」今度は「枕草子」うつくしきもの…ネット再び感動「さり気なく雛」懐妊定子感謝、ききょう感涙
2024.06.11

「光る君へ」今度は「枕草子」うつくしきもの…ネット再び感動「さり気なく雛」懐妊定子感謝、ききょう感涙

 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は今月9日、第23話が放送された。話題のシーンを振り返る。 <※以下、ネタバレ有> 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリ