ソフトバンク生海が「左側頭葉脳挫傷」で競技復帰まで1年~1年半の見込み 今オフ打撃練習中に打球直撃

AI要約

ソフトバンクは5月31日、生海外野手(23)が「左側頭葉脳挫傷」の診断で競技復帰まで1年~1年半の見込みであると発表した。

生海は自主トレ中に打球を受け、1月に緊急搬送され入院。リハビリを続けながら復帰を目指している。

福岡県出身の生海は昨季13試合に出場し、復帰の意思を示し「家族のためにも健康な姿を見せたい」と語っている。

生海はリハビリに取り組む覚悟を持ちつつ、前向きな気持ちで復帰を目指すとしている。

 ソフトバンクは5月31日、生海外野手(23)が「左側頭葉(そくとうよう)脳挫傷」の診断で競技復帰まで1年~1年半の見込みであると発表した。同日の広島戦前に球団の広報室長とチーム戦略室担当者が対応し、説明した。

 生海は、オフ時期の1月3日に球団施設内での自主トレ中の打撃練習で左の側頭部に打球が当たった。左頬骨の骨折もあって緊急搬送された後に入院。1月26日に改めて病院を受診し、現病状名の診断を受けていた。

 本人は競技復帰に向けてリハビリを継続する意思を示しており、すでに筑後ファーム施設でのリハビリ組にて有酸素運動から活動を再開させている。担当主治医とNPBの医事委員会の正式な見解を受けて、5月末の公表となった。

 福岡県出身の生海は、東北福祉大から22年ドラフト3位入団。昨季は13試合に出場し4安打し打率・200、0打点だった。

 ▼生海 診断を受け、状況を聞いた時にはショックでしたが、家族からの「またプレーする姿を見たい」という言葉と、自身としてもこれで終われないという気持ちがあり、リハビリを決断しました。奥さんのお腹には子どももいますし、プロ野球選手として復帰して元気な姿を見せたいという思いもあります。長くつらいリハビリになることはわかっていますが、同じような状況にある人がいれば、その人たちに勇気を与えることもできるかもしれません。今は体調が万全な日ばかりではないですが気持ちは前向きです。球団やスタッフの皆さんに支えてもらいながら、これからリハビリに励みたいと思います。