ソフトバンク尾形崇斗、右肩の回復に手応え「ブルペンでは95、6マイル出ている」 30日に打撃投手→6月前半の実戦復帰に照準

AI要約

ソフトバンクの尾形崇斗投手(25)が、右肩のコンディション不良のためリハビリ組で調整しており、4軍で打撃投手を務めることになった。

尾形は現在の状態を明かし、肩のコンディションが改善していることを説明。打撃投手を通じて自身の力を確認する意気込みを示した。

昨季に最多セーブを記録した尾形は、春季キャンプで1軍実力を見せつけたが、右肩の状態悪化により離脱。現在は完全復活を目指して調整を進めている。

ソフトバンク尾形崇斗、右肩の回復に手応え「ブルペンでは95、6マイル出ている」 30日に打撃投手→6月前半の実戦復帰に照準

 ソフトバンクの尾形崇斗投手(25)が、30日に4軍で打撃投手を務めることになった。2月の春季キャンプはA組(1軍)でスタートしたが、右肩のコンディション不良のため3月からリハビリ組で調整。打撃投手などを経た上で、6月前半の3軍戦登板を目指す。

 29日は筑後のファーム施設でキャッチボールやトレーニングなどで汗を流した。現在の状態について「ブルペンでも95、6マイル(約153~154キロ)くらいは出ている」と説明。離脱後初となる打撃投手では「明日もそれくらいで上げ過ぎず、打者が立ったときに90%(の力)がどれくらいなのかっていうのを確認したい」と意気込んだ。

 森山リハビリ担当コーチも「見ての通りです。(病院で撮影した)画像も全然オッケー」と太鼓判を押す。本人も「肩のコンディションとか体の状態は上がっているので、そこら辺は前回(の春季キャンプ)以上のボールが出ている」と手応えを口にした。

 6年目の昨季は自己最多の12試合に救援登板して防御率4・00。ウエスタン・リーグでは16セーブで最多セーブに輝いた。小久保監督も春季キャンプで「明らかに1軍レベルの実力がある感じがした」と評価していたが、3月に「右肩の疲労というか、張りが取れないのがあって」と無念の離脱を強いられた。

 昨秋に自己最速の157キロをマークした直球は、充実の陣容を誇る救援陣の中でも魅力的だ。この球速アップは、守護神オスナに教わったトレーニングを続けた成果でもあった。育成出身の背番号「39」が、完全復活とさらなる成長に向けて一歩一歩前に進んでいる。(大橋昂平)