ロードデルレイ軽快に坂路54秒5「粗削りも能力、脚力ある」中内田師、右回り克服が鍵/鳴尾記念

AI要約

ロードデルレイが重賞初Vを目指し、右回りコースに挑むための追い切りが行われた。

馬主や調教師はロードデルレイの素質と能力に期待を寄せており、右回りへの適応も良好だと述べている。

3戦ぶりの右回りでのレースに期待が寄せられ、ロードデルレイの今後の活躍が期待されている。

<鳴尾記念:追い切り>

 6戦5勝の逸材ロードデルレイ(牡4、中内田)が重賞初Vへ右回り克服に挑む。土曜京都の鳴尾記念(G3、芝2000メートル、6月1日)に向けて29日に栗東で追い切られ、坂路4ハロン54秒5-12秒2と軽やかに末脚を伸ばした。

 中内田師は「調整は順調。気難しさやわがままを見せたりして、競馬でもリズム良く走れない場面もあるけど、ジョッキーがうまく教育してくれている。粗削りでも脚を使ってくれて、能力や脚力がある」と素質を見込む。

 唯一の敗戦は3走前の神戸新聞杯4着で、勝ち馬から0秒1差と健闘した。前走後は除外されたものの大阪杯出走を目指したほど。素質馬ぞろいの中内田厩舎にあっても将来を嘱望される1頭だ。今回のポイントは3戦ぶりの右回りで「3歳の頃は右へのもたれが強かったので、左回りを使ってきた。攻め馬では(もたれが)解消されているので」と前向きな見通しを示す。前途は洋々。連勝ロードを延長していきそうだ。