【日本ダービー】シュガークン 輸送考慮して“サッと”坂路単走、清水久師「申し分ない状態」

AI要約

シュガークンは坂路単走で4F55秒6~1F13秒6の好タイムを刻み、抜群の調子を示した。兄の血統背景や管理する清水久師も期待を寄せており、デビュー戦から大いなる成長が期待される。

新馬戦でデビューしたシュガークンがダービーVに挑む展開は、兄の活躍や厳しい競馬界の中でどこまで成長できるかに注目が集まっている。

武豊もシュガークンの成長力に期待を寄せており、15年に兄が勝てなかったダービーVへの挑戦が、新たな歴史を刻む可能性を秘めている。

【日本ダービー】シュガークン 輸送考慮して“サッと”坂路単走、清水久師「申し分ない状態」

 シュガークンは坂路単走でゆったりとしたフットワーク、4F55秒6~1F13秒6を刻んだ。1週前のCWコースが実質的な最終追い。これが抜群。併せ馬で6F81秒9~ラスト1F11秒1!!最高の仕上げで大舞台へ挑む。半兄キタサンブラックはG17勝の血統背景。その兄も管理した清水久師は「1週前はしまいをしっかりと反応させたかった。今週は輸送もあるのでスイッチを入れたくなかった。単走でサッと上がるだけ。申し分ない状態だと思います」と胸を躍らせる。

 新馬戦が2月の京都。年明けデビューの馬がダービーを勝てば00年アグネスフライト以来24年ぶり。指揮官は「伸びしろは十分。お兄ちゃんのように凄い成長力を持っていれば」と期待する。それは兄の主戦を務めた武豊も同じ。「遅いデビューから凄い成長力を見せている。“どこまで強くなるのかな?”と思わせるのが良血馬。さらにいい競馬をしなければ通用するレースではないけど、成長していれば」と楽しみを膨らませた。15年に兄が勝てなかったダービーVへ。弟が歴史を刻む。