【栗東便り】武豊騎手がダービーに行けない!? シュガークンと35回目の挑戦

AI要約

ダービー7勝目を目指す武豊騎手の心境を伝える。最終追い切りやJRAの70周年についてコメント。インターネットでの入場券購入が必要なことにも言及。

武豊騎手は何年たってもダービーに挑むことへの緊張感を楽しんでいる。対象馬や大会の歴史についても言及。

武豊騎手は勝利への願いを口にし、週末が歴史を更新するか期待している。

【栗東便り】武豊騎手がダービーに行けない!? シュガークンと35回目の挑戦

 さらなる高みへ-。ダービー7勝目を目指す武豊騎手が、レース直前の心境を伝えた。

 ダービーの最終追い切りが行われた22日、武豊騎手は数々のインタビューをはしごする大忙しな1日だった。かつての相棒キタサンブラックの半弟シュガークン(牡、清水久)と挑む大舞台。

 「いい緊張感がある。何年たってもいいね」

 35回目の挑戦となる今年も、競馬の祭典はレジェンドの心を躍らせる。

 「JRAが70周年だから、半分乗っているんやな」

 鞍上の口からスッと出てきた事実に、存在の偉大さを改めて思い知らされる。

 ちなみに、今年のダービー当日の東京競馬場に入場するには、インターネットでの入場券の事前購入が必要で、当日の現金発売はない。「アナログのおじさんたちは行けないよね。俺もジョッキーじゃなかったら、ダービー、行けなかったわ」。相変わらずのジョークがさく裂した。

 取材の最後に「もう1回、勝ちたいなぁ」とつぶやいた武豊騎手。歴史を更新する週末となるだろうか。【下村琴葉】