【葵S・ヤマタケの特注馬】友道厩舎のスプリント重賞初制覇へ 「異色派」ロードフォアエースに注目
友道厩舎は芝の中長距離路線で知られるが、新馬ロードフォアエースはダート路線に転向し、スプリント戦に参戦することになった。
先週の追い切りでは、ジャスティンミラノとの一戦で好動を見せ、友道調教師も期待を寄せている。
抽選クリアが条件となるが、友道厩舎にとってのスプリント重賞初制覇が期待されている。
◆第7回葵S(5月25日、京都競馬場・芝1200メートル)
友道厩舎といえば、芝の中長距離路線が主戦場であることは、競馬ファンならご存じだろう。ところが、ロードフォアエースはデビュー2戦目で早々とダートに矛先を向け、ここ2戦は距離を詰め、今回はついにスプリント戦への投入を決めた。
注目は先週の1週前追い切り。先行していたとはいえ、CWコースで皐月賞馬のジャスティンミラノ相手に一瞬馬体を併せながら、最後にグイッと前へ出た。「動きは良かった。元々、芝で走れていた馬だし、いいスプリンターになってほしい」と友道調教師。出走には抽選クリアが条件になるが、厩舎にとってのスプリント重賞初制覇は十分にあると感じている。(山本 武志)