大の里Vで歓喜 部屋がある茨城・阿見でPV 「この勢いで横綱に」

AI要約

大の里が2場所ぶり2度目の優勝を果たし、茨城県阿見町の町民ら約90人が喜びの声を上げた。

パブリックビューイングでは大型スクリーンで取り組みを見守り、勝利の瞬間に応援が高まり、歓声と拍手がわいた。

町長も「勝負師」と称賛し、大の里の偉業をたたえつつ、今後の活躍に期待を寄せた。

大の里Vで歓喜 部屋がある茨城・阿見でPV 「この勢いで横綱に」

 大相撲秋場所14日目の21日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋に所属する大の里(24)=石川県出身=は2場所ぶり2度目の優勝を果たした。同町本郷ふれあいセンターでのパブリックビューイング(PV)では町民ら約90人が取り組みを見守り、喜びの声を上げた。

 午後4時の開場前から続々と人が集まり、家族連れらが大型スクリーンで取り組みに見入った。勝利の瞬間には応援が最高潮に達し、大きな歓声と拍手がわいた。くす玉が割られ「祝優勝 大の里」の垂れ幕が現れると、抱き合って喜ぶ人も。口々に「良くやった」と偉業をたたえた。

 大相撲ファン歴30年で会場に一番乗りした千葉県柏市の会社員、坂井真一さん(58)は「動じない精神力で期待された結果を出すのがすごい」と興奮気味。大の里を目標に相撲に取り組む地元の中学1年、遠藤悠吾さん(13)は「強かった」と誇らしげに語った。

 ◇町長も「勝負師」

 阿見町の千葉繁町長は「大事なところで決められるのが勝負師。とりわけ苦手だった豊昇龍を破っての優勝となり、超えなければならない壁を超えられた。この勢いで一気に(大関の先の)横綱にまで駆け上がってほしい」と語った。【鈴木美穂】