大谷翔平は「スペクタクル」 完全ボール球を129mかっ飛ばす高い技術に両軍指揮官が脱帽「才能だ」

AI要約

大谷翔平投手がロッキーズ戦で4打数3安打2打点、1盗塁の活躍を見せ、52号本塁打を達成。

ロバーツ監督は大谷の特異な能力と才能を讃え、フリーランドもそのホームランに脱帽。

大谷は直近2試合で圧倒的な成績を残し、今後の活躍が期待されている。

大谷翔平は「スペクタクル」 完全ボール球を129mかっ飛ばす高い技術に両軍指揮官が脱帽「才能だ」

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたロッキーズ戦で4打数3安打2打点、1盗塁と大暴れし「52本塁打&52盗塁」に到達。チームも6-4で勝利した。衝撃の本塁打には、両軍の指揮官も「スペクタクル」「才能だ」と脱帽していた。

 大谷は1-2の5回、2死二塁で迎えた第3打席、ロッキーズの左腕フリーランドから中越えに逆転2ランを放った。フルカウントから高めの速球を力負けしないスイングではじき返すと、打球速度110.1マイル(約177.2キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)という大飛球が中堅左のスタンドへ。場内は熱狂に包まれ「MVPコール」が鳴りやまなかった。

 米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後、デーブ・ロバーツ監督の会見を中継。52号について、「ストライクゾーンの上に来たボールをスタジアムでも距離の長いエリアに弾き返せるのはスペクタクルだよ。ここ1週間の本塁打は、低めの球だったから、あの高めの球を打てるのは特に凄いよ」と称賛した。

 バットを振り抜いたのは完全なボール球。ロバーツ監督は「ストライクゾーンの上だった。どれくらい高かったかは分からないけど、たぶんボールだったよね」と説明。「あの投球に合わせられるバットスピードを生み出せる能力。それに彼は今夜、あの位置への球はあまり投げられず、チェンジアップなどを低めに投げられていた。(被弾した)フリーランドも驚いていることだろう」と語った。

 一方、MLB公式のロッキーズ地元中継は試合後、バド・ブラック監督の会見を中継。大谷の一発について、「真ん中高めだったが、彼は才能を見せた。腕を持ち上げ、打球を飛ばせる。彼の強さと才能を見せた」と称賛した。見逃していればボールになっていた投球。「たぶんフォアボールだよ。それでホームランを打ったんだ。才能だよ」とお手上げ状態だった。

 大谷は直近2試合で合計10打席に立ち9安打。4本塁打、12打点、3盗塁、23塁打と圧倒的な活躍。今後どこまで記録が伸びるのかにも注目が集まる。