【ボクシング】軽量級ホープ伊藤千飛デビュー2連勝「もっと強くなる」初聖地でTKO勝利

AI要約

19歳の伊藤千飛がプロボクシングデビュー2連続KO勝利を達成し、ラン・コウコウにTKO勝利。

伊藤は井上尚弥に憧れており、さらなる成長を誓う。

伊藤はキックボクシング経験も持ち、幼少期には那須川天心の弟龍心と2度対戦し2勝している。

【ボクシング】軽量級ホープ伊藤千飛デビュー2連勝「もっと強くなる」初聖地でTKO勝利

<プロボクシング:第23回WHO′NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT&G.O.A.T MATCH Vol4>◇21日◇東京・後楽園ホール

 次世代ホープで「WHO′NEXT」強化育成指定選手の伊藤千飛(19=真正)がプロデビュー2連続KO勝利を飾った。「鉄砲」が愛称のラン・コウコウ(28=中国)とのバンタム級8回戦に臨み、8回1分16秒、TKO勝利を収めた。テクニックで上回り、最終8回に連打を追い詰めたところでレフェリーストップ勝ちを飾った。

 今年4月のプロデビュー戦ではヨーティン・トンカン(タイ)を55秒殺。2戦連続のKO勝ちとなったものの「ラン選手は気持ちが強くてこんな感じになってしまった。めちゃくちゃ自信あったけれど。(4団体統一スーパーバンタム級王者)井上尚弥選手にあこがれているのでもっと強くなる」とさらなる成長を誓った。

 プロ2戦目に備え、前WBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(BMB)とのスパーリングを消化。フェイント技術などを教えてもらっていたという。「拳四朗選手にフェイントを教わり、会長にめっちゃくちゃボディーを教わったのですが…もっと練習します」と反省も忘れなかった。

 兵庫・伊丹市出身の伊藤は名門・興国高時代に全国選抜2連覇、23年アジアユース3位などアマ戦績20勝(7RSC)1敗を残した。また幼少期にはキックボシング経験(150勝50敗)もあり、那須川天心の弟龍心とも2度対戦し2勝していることでも知られる。今年3月、プロ転向に合わせ「WHO′NEXT」強化育成指定選手として選出されていた。