【KNOCK OUT】久井大夢が多彩な技、3Rには猛攻を見せるも今回はKO逃す

AI要約

久井大夢がペップンソン・フォームドジムとの試合で勝利

久井の経歴や戦績、試合の展開を詳細に紹介

久井は大阪での大会開催やピッチ・ソムパッツとのリベンジマッチを希望

【KNOCK OUT】久井大夢が多彩な技、3Rには猛攻を見せるも今回はKO逃す

MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.4

2024年9月21日(土)アクロス福岡

▼メインイベント(第8試合)KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級 3分3R延長1R

〇久井大夢(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級&ウェルター級王者)

判定3-0 ※30-29×2、30-28

×ペップンソン・フォームドジム(タイ/フォームドジム)

 久井はKNOCK OUTアマチュアで3階級制覇を達成後、2022年4月大会でプロデビューしてKO勝ち。12月の王座決定戦に大抜擢されると新田宗一朗に2RでKO勝ちし、わずか3戦目でKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座に就いた。2023年7月にはK-1に乗り込んでBigbangフェザー級王者・龍斗から勝利を収め、9月には大谷翔司に判定勝ちでKNOCK OUT-BLACKライト級王座に就いて17歳にして2階級制覇を達成。

 12月にはトンミーチャイに判定勝ちするも、2024年2月のチュームーシーフー戦で敗れ2度目の黒星。6月にNJKFにてテーパブットに延長戦で勝利すると、6月に緊急参戦で龍聖とKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座決定戦を争い、17戦無敗だった龍聖に初黒星を付けて三冠を達成した。8月にはクンクメールのチョット・サレイヴァントンを胴廻し回転蹴りで初回KO。戦績は11勝(4KO)2敗。

 ペップンソンは北九州・門司にあるフォードジムの選手兼トレーナーで、タイではルンピニースタジアムのタイトルマッチの経験あり。元プロムエタイ協会認定バンタム級1位で、CPガイトーンガンラーントーナメントバンタム級優勝などの経歴を持つ。2024年7月に日本で初試合を行い、オープンフィンガーグローブマッチでKOSフェザー級王者の大雅と対戦し、判定勝ちしている。戦績は117勝42敗2分。

 1R、開始と同時に前蹴りで飛び込んでいった久井はすぐに左ボディストレート。ペップンソンが返した右ローがローブローとなり試合は中断。再開後、久井は右カーフから前蹴り、ジャブから左ストレート。前蹴りを多用する久井が左ミドルを蹴ると、ペップンソンもすかさず右ミドルを返す。首相撲でのヒザの蹴り合いも。

 ペップンソンの右ミドルに左ストレートを打つ久井。ペップンソンは組み倒す。久井は左ストレートから右アッパー、ロープに詰めると左右ボディ。残り数秒で久井は胴廻し回転蹴りを放つが今回は不発に。

 2R、久井は右ボディをタイミングよく当てていき、ペップンソンは組んでのヒザ。久井は右カーフから飛びヒザ蹴り、ペップンソンはすぐに組んでしまう。久井の右カーフ、左右ミドル、さらに後ろ蹴りを放つ。さらにボディへパンチをまとめる久井。ペップンソンは下がっていくが、久井が近寄ると右ミドルを蹴る。ボディへワンツーを打つ久井はペップンソンの右ミドルに左ストレートを合わせに行くが、これは空振り。バックスピンエルボーを放つ久井。

 3R、セコンドの父・淳平さんのびんたを受けてコーナーを出た久井。ジャブと前蹴りから久井が胴廻し回転蹴り、ペップンソンはヒジ打ちから組みつくと久井を投げ飛ばす。久井も負けじとヒジ、ヒザ。左ハイから左ストレート、さらに飛びヒザも出す久井。ワンツー、左ミドルと前へ出て攻撃をまとめる久井だが、ペップンソンの首相撲に追撃を阻止される。最後の胴廻し回転蹴りはブロックされた。

 判定は3-0で久井が勝利も、納得のいかない表情。マイクでは「古村選手の地元ということで福岡での開催だったんですが、こんな試合して申し訳ないです。自分も来年、地元大阪で開催してほしいです。最高の試合をして会場を盛り上げるのでよろしくお願いします」と大阪大会の開催を熱望。

 続けて「今年、自分はカンボジアに行って(クンクメールの)ピッチ選手に負けて悔しい思いをしました。ピッチ選手を日本に呼んで僕にリベンジさせてください。今の僕やったら絶対に勝てると思っています。その試合が組まれたら会場まで応援来てください」と、カンボジアで敗れたピッチ・ソムパッツとのリベンジマッチ実現をアピールした。