「なんて馬だ!」BCクラシック挑戦のシティオブトロイが公開調教で強烈パフォーマンス

AI要約

英ダービー馬シティオブトロイがBCクラシックへ向けての追い切りを行った。

レースコースギャロップでは5頭の併せ馬で強烈なパフォーマンスを披露。

ファンからは絶賛の声も多く寄せられている。

「なんて馬だ!」BCクラシック挑戦のシティオブトロイが公開調教で強烈パフォーマンス

 英ダービー馬シティオブトロイ(牡3、A・オブライエン)が20日、英国のサウスウェル競馬場でレースコースギャロップ(競馬場のコースを使用した追い切り)を行った。

 目標にする米国のBCクラシック(G1、ダート2000メートル、11月2日=デルマー)へ向け、オールウェザーコース(タペタ)で5頭の併せ馬。自厩舎の調教パートナー4頭とともにゲートを出ると、最後方追走からコーナーで上昇。鞍上のライアン・ムーア騎手にうながされ、直線は他馬をぶっちぎる強烈なパフォーマンスを見せた。今回のレースコースギャロップについては、芝コースとは違う馬場で走らせることや、米国で使われているゲートを経験させることが目的にあると伝えられている。

 このレースコースギャロップはサウスウェル競馬場が「0ポンド」でチケットを発売し、多くの競馬ファンに公開する形で行われた。競馬場には多くのファンが詰めかけ、競馬メディア「アットザレーシズ」のユーチューブチャンネルで行われた生中継は2800人超が視聴した。

 ユーチューブチャンネルのコメント欄には「強烈だ」「なんて馬だ」「ライアンがうれしそう」「すごいスピードだった」「デルマーで会おう。グッドラック」と絶賛する声が上がる一方、「ポリトラックはダートじゃない」「これではBCクラシックは勝てない」「正直、勝てない」と懐疑的な声も上がった。また、「こんな素晴らしいものを見せてくれて、エイダン(オブライエン師)ありがとう」「本当のライバルはフィアースネスじゃなく、フォーエバーヤングだ」という投稿も見られた。

 シティオブトロイは英ダービー馬を勝った後、エクリプスS、英インターナショナルSでG1・3連勝。BCクラシックに向けては欧州の大手ブックメーカー各社が単勝前売りオッズ、3・5~4・0倍で1番人気の評価を受けている。