【オールカマー】中波乱の昨年も1~3着独占!超難関「プラチナ条件」に合致した注目2頭
オールカマー(G2、中山芝2200m)のプラチナ条件には、3年連続で好走馬の大半が馬券に絡んでいる傾向がある。
内回りと比べてコーナーの傾斜が緩やかな中山芝2200mは、持久力が必要でウッドで長めから追われている馬が有利とされている。
今年、超難関プラチナ条件をクリアした4頭の精鋭馬が注目されている。
特に持続的な調整でウッドで速い時計を刻んできたレーベンスティールが目立ち、人気も高まっている。
また、道悪に強い実績を持つニシノレヴナントが穴として注目されている。
オールカマーでの好走には特定の調教パターンや持久力が必要であり、今年も注目すべき馬が多数存在している。
オールカマー(G2、中山芝2200m)には現在3年続けて、好走馬の大半が馬券に絡んでいる「プラチナ条件」があります。
具体的に言えば、直近3年の1~3着馬9頭のうち8頭が「1週前ウッド→当週ウッド」調整馬。この中には21年5番人気2着、22年7番人気3着ウインキートスなどの伏兵級も含まれていて、昨年も3着ゼッフィーロ(7人気)を始め1~3着を独占しました!
●23年
1着 ローシャムパーク(4人気)
→1週前5ハロン64秒4(強め)
2着 タイトルホルダー(1人気)
→1週前5ハロン65秒9(馬なり)
3着 ゼッフィーロ(7人気)
→1週前5ハロン65秒0(一杯)
●22年
1着 ジェラルディーナ(5人気)
→当週5ハロン68秒4(強め)
3着 ウインキートス(7人気)
→1週前5ハロン68秒1(馬なり)
●21年
1着 ウインマリリン(2人気)
→1週前5ハロン66秒8(強め)
2着 ウインキートス(5人気)
→1週前5ハロン65秒2(馬なり)
3着 グローリーヴェイズ(3人気)
→当週5ハロン66秒1(強め)
外回りコースを使用する中山芝2200mは、内回りと比べてコーナーの傾斜が緩やかなのが特徴。向こう正面から下りになるコース形状も手伝って道中のペースが落ちないため、好走するのに持久力は必須で、普段からウッドで長めから追われている馬が有利なレースです。
また昨年の1~3着馬は、「1週前または最終追いのウッドで5ハロン66秒0より速い時計」を出していたのもポイント。残暑が厳しい時期でも攻めを手控えられることなく、ビッシリ追ってきた好調馬が狙い目となります。
そして今年、「1週前ウッド→当週ウッド」調整馬で、「1週前または最終追いのウッドで5ハロン66秒0より速い時計」という超難関プラチナ条件をクリアした馬は、下記の精鋭4頭です。
キラーアビリティ
→当週5ハロン64秒7(馬なり)
サリエラ
→当週5ハロン65秒4(馬なり)
ニシノレヴナント
→当週5ハロン65秒3(馬なり)
レーベンスティール
→当週5ハロン65秒4(馬なり)
この中でも特に注目すべきは唯一、2週続けて持ったままで5ハロン66秒0を切ってきたレーベンスティールでしょう。15(日)にも5ハロン66秒6をマークするなど意欲的に追われており、レースの調教傾向から人気でも逆らえそうな雰囲気ではありません。
また穴での注目はニシノレヴナントです。雨の影響で「重」に悪化した19(木)の美浦ウッドで65秒3の好時計。過去には不良馬場でも勝利経験があるだけに、調教の動きから道悪になれば面白い存在となります!