【ソフトバンク】川瀬兄弟対決を実現させた小久保監督の〝親心〟「なかなかないチャンス」

AI要約

ソフトバンクはオリックス戦に8-3で勝利し、連勝を4に伸ばした。CS進出が決定し、優勝マジックは10となった。

有原投手が7回2失点の投球で12勝目。打線は栗原や今宮、周東の活躍で着実に得点を重ねた。

川瀬兄弟の兄弟対決が8回に実現し、兄・晃は二ゴロ。小久保監督はこのチャンスを明かし、親心をのぞかせた。

【ソフトバンク】川瀬兄弟対決を実現させた小久保監督の〝親心〟「なかなかないチャンス」

 ソフトバンクは13日のオリックス戦(京セラ)に8―3で勝利し、連勝を「4」に伸ばした。これでホークスのCS進出が決定し、優勝マジックは1つ減り「10」となった。

 先発した有原は毎回のように走者を背負いながらも要所を締める投球。今季最多の9安打を許したが、7回2失点と粘りを見せてリーグトップタイの12勝目を手にした。

 打線は着実に得点を重ねた。相手先発・山下から初回に栗原が今月10本目となる二塁打で1点を先制すると、3回に今宮の適時打、5回には周東が犠飛を放つなど3得点。先月28日の対戦では7回まで1点に抑え込まれた剛速球右腕に見事に土をつけてみせた。

 そして、8回にはソフトバンク・川瀬晃内野手(26)とオリックス・川瀬堅斗投手(22)の兄弟対決が実現。6点差の8回二死一、二塁で代打として兄・晃の名前がコールされると球場からは大きな歓声が沸き起こった。

 晃はカウント2―2からの直球にスイングしたが、球威に詰まらされて結果は二ゴロ。一軍初の兄弟対決は弟・堅斗に軍配が上がった。

 試合後、小久保監督はこの対決について「ある程度、点差があればという話は(晃に)していた」と展開によって起用を考えていたことを明かし「まあなかなかないチャンスなので」と〝親心〟をのぞかせていた。